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(Willowsでの演奏を前に)

K久しぶり! 今日もすてきな演奏を楽しみにしています。

Jake(J):ありがとう。

K:ジェイクの演奏は驚異的なテクニックに圧倒される面もあるけれど、どこか心温まるものがあるよね。

J:ぼくにとって音楽はとてもスピリチュアルなものだから、そう言ってもらえるとうれしいな。

K:スピリチュアルというのをもう少し具体的に教えてもらえない?

J:ハワイという土地から得たことのすべてかな。そうだな、たとえば山を歩いたり海で泳いだり、友だちと遊ぶといったことからインスパイアされること。

K:ジェイクのキャラクターはそこから作られたんだね。

J:そうかもね。ぼくの演奏はいつもぼくの中身がストレートに評価されているのだと思っている。

K:その結果が、このハートウォーミングな演奏なのか。

J:ぼくの演奏はぼくが創ったものだけど、ぼくという人間はハワイという環境が育て上げてくれたんだ。山や海や人々の優しさから生まれたもの、アロハ・スピリットさ。

K:ところで今後の活動予定は?

J:夏から始まった日本での演奏活動に本腰を入れていくよ。もうすぐリリースするセカンド・アルバムも聴いてね。(*1)

K:楽しみにしています。おっと、そろそろ時間だね。今日は忙しいところをありがとう。

J:こちらこそ、マハロ。

*1 このインタビューは今秋に行われました。


媛丸の悲惨な事故が起きたとき、そのレクイエムを作って演奏したアーティストがいると聞いたのが、ジェイク・シマブクロとの出会いだった。だが、そのときは事故のイメージが鮮烈すぎて彼の演奏を味わう余裕がなかった。あるとき、ホノルルのCDショップで彼のアルバムを見つけて試聴した。コロンというバンドの一員としての演奏だったのでイメージが違うかなと思ったが、引っかかるものがあってそのアルバムを購入した。部屋へ戻って聴き直したとき、その引っかかりの意味がわかった。独特のペーソスと信じられないほどの高度なテクニックがその理由だった。彼はテクニックを楽しんでいる…クラプトンじゃないが、そんな感覚を覚えた。

れからしばらくして再びホノルルに滞在していたとき、知人の知人を介して彼の誕生パーティーに出席した。観光客が来ることなどまずないだろうと思わせるワイキキのとある店で、本人には秘密にしていた誕生パーティーが仲間たちによって準備された。ちょっと意外だったのは、驚いた彼の表情が思っていた以上に子どもっぽかったこと(決してベビーフェースなわけじゃない)、そして徹底した気配りと優しさに満ちあふれていたことだった。

念ながら、そのときはちょっと音程の外れた彼のカラオケを聴いただけだったが(それはそれで十分にレアな体験だが…)、その2週間後、念願の演奏をウィローズで聴くことができた。目の前で奏でられるその音とパワー、そしてジェイクから放たれる独特のウエーブが、不思議な感覚で聴くものを包みこむ。ジェイクの技術はスピードや複雑な指の動かしかたにとどまらない。音の響かせ方、余韻、間、それらすべてがシームレスに、そして柔軟に変化する。卓越したテクニックがより豊かなイマジネーションを与えてくれるのだ。そして、パフォーマンスのもっともコアな部分に、愛情とコミュニケーションが惜しみなく込められている。それが彼の指の動きを通してぼくたちに伝染するのだった。

Jake Shimabukuro 沖縄系アメリカ人 1976年11月3日、ホノルル生まれ



>>>主なアルバム

セカンド・アルバム 「Skyline/スカイライン」 2002.11.22

1.Skyline/スカイライン
2.Hana/花〜すべての人の心に花を
3.Toastmaker's Revenge/トーストメイカーズ・リベンジ *
4.Sleep Walk/スリープ・ウォーク *
5.My Heart Will Go On/マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン *
6.Crazy G/クレイジー・G *

「Sunday Morning」(Hawaii Version)  2002.10.22

1.Sunday morning
2.Love Is...
3.Caprice No.24(Album Version)
4.Sunday Morning
5.My Heart Will Go On
6.Toastmaker's Revenge
7.Sleep Walk
8.Let's Dance
9.Close To You
10.Crazy G

ファースト・アルバム 「Sunday Morning/サンデー・モーニング」  2002.7.24

01. Sand Channel
02. Love Is...
03. Selections from Caprice No.24
04. Sunday Morning
05. Let's Dance
06. Close To You

Ehime Maru (Hawaii Version)  2001.3.16

1.Ehime Maru

The Art of SOLO 'Ukulele(Collaboration)  2002.Summer

2.God Bless America
5.Crazy G(in F)
9.Something
12.Romance in G Minor
Jakeのホームページ
"Sunday Morning"を試聴する

2002年7月ミニ・アルバム「サンデー・モーニング」で日本デビュー。
収録楽曲はジェイクの書き下ろしたナンバーのほかにも、バート・バカラック作の名曲”Close To You”や、クラシック曲からニコロ・パガニーニ作の”Caprice No.24”のカバー曲など、ミニ・アルバムにしては盛りだくさんの内容になっている。プロデュースはPURE HEART、COLON時代から手がけているDr.Trey。


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