ハワイの日系人がひどく貧しかった時代、周囲の白人はおろか、日本人からも異端視された少女の孤独と成長を、父親との関係を中心に描いていく。ピジン・イングリッシュともいわれるローカル英語を駆使した文体はとてもユニーク。 Amazon.co.jpでこの本の紹介をご覧いただけます。
ハワイにおけるサトウキビ畑の戦力として期待された日系移民は、度重なる労働争議に加え、祖国日本の軍事力増強もあって、地主を中心としたハワイ社会に警戒されるようになる。その渦中に爆破事件が起こった。裁判を追った著者の取材力はすごいのひとこと。当時の日系人社会と、それを取り巻くハワイの白人中心の社会との確執が手に取るようにわかる。
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かってのアメリカ本土からハワイへのアトソン汽船の旅を追体験できる。作られた「楽園」イメージとはいえ、それがいかに魅力的なものであったかを理解できる。ノスタルジーに浸るも良し、観光の歴史を考えるも良しの一冊。
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