ハワイの自然、文化、歴史がテーマのアロハWEBカワラ版
目次
【バックナンバー】
特集:知る・歩く・感じる
キルト・パラダイス
ハワイ日和
ミノリのカウアイ日記
アロハ・ブックシェルフ
ハワイ・ネットワーク
新定番!ハワイのおみやげ
スタッフルーム
アロハ・ピープル
フラ・ミュージアム通信
【ホクレア号】
ホクレア号横浜到着
ホクレア号での航海生活
ハワイの食卓
スタッフのいちおしハワイ
ハレピカケ倶楽部
アロハ・コラム
パワー・オブ・ハワイ
私のフラ体験
ハワイ日系移民の歴史
アストン・ストーリー
>アイランド・クローズアップ
ハワイ島編
マウイ島編
ホロホロ.ハワイ
カワラ版 トップページ
バックナンバー
クリック!
 
RSS1.0
An Interview with 平井幸二   by 近藤純夫

K(近藤):雑誌「フラレア」編集長の平井幸二さんをお招きしました。最近、「踊る大学教授」という副題のついたフラ関連の本が出版されました。平井さんはさしずめ、「踊る編集長」ですね。身をもって広めていらっしゃる。

H(平井):サーフィンひとすじだった頃は、こんな展開になるとは思ってもみませんでした。(笑)

K:平井さんとサーフィンとの出会いは?

H:ずいぶん昔のことですが、友人が千葉でサーフ・ショップを経営していたので、一度遊びに行ったんです。やってみないかということになって、挑戦したんですが、内心はこんなものはちょっとした運動神経があればなんのことはないと思っていたんですね。ところがぜんぜん乗れない。立つどころか、板の上に乗るのもままならない。あまりに悔しかったので、なんとしてでも覚えてやるというのがきっかけかな? それからサーファー・ライフがはじまって、なんとなくサーフィンだったらハワイでしょ、という流れになった気がします。でも、そのときはフラのことなど、考えたこともありませんでした。

K:何か、心に残るような出会いがあったのですか?

H:ええ。あるサーフィンの大会で、ランチタイムに近所の人たちが表彰台に上ってフラを踊ったんです。そうしたら、いまスタッフとしてフラレアを支えてくれている橘田がすっかり感激してしまったんです。で、気がついたらぼくも同じ鎌倉のフラ教室に通いはじめていました。

K:なんとなく唐突のような…。

H:素敵な女性たちのなかで踊れたら最高かも…という下心があったかも…。(笑)

K:それならよくわかります。(笑) いつ頃のことですか?

H:8、9年前です。毎週水曜夜の教室でした。

K:やってみていかがでした?

H:びっくり! のひとことですよ。こんなにも激しい運動だとは思いませんでした。最初の頃はもうくたくたでした。

K:フラフラ…。(笑)

H:(苦笑) スクワット的な、下半身を鍛える基本的な動作が30〜40分くらい。それが終わってからようやく曲を踊るんです。

K:最初に踊った曲を覚えていますか?

H:もちろん! フキラウ・ソングです。

K:みんなでワイワイという感じが目に浮かびそうですね。

H:それからはクム(先生)につれられて、あちこちで踊りました。

K:上達するにつれて知識も深まっていきますよね。

H:それからというもの、話題はフラばかり。そこで何か参考になる本はないかと思い、観光局などに問い合わせたのですが、これがぜんぜんない。踊りはじめて2年ほど経ったころかな? だったら自分で本を作ろうじゃないかと…。

K:資金繰りとかを考えずに?

H:そう。あと先のことなど何も考えず、いきなりつくったんです。いまのフラレアではなくて、その叩き台になる本と言えばいいかな? タイトルは「わたし」という意味の「ku'u」です。

K:「ku'u」には「リリースする」という意味もありますから、ぴったりかな? でも、作っていくとなると、いろいろ勉強もしなければならないのでは?

H:それが、何をしたらいいのかよくわからなくて、ハワイっぽい店へ行って飲み食いしたりとか…。(笑)

K:さすがにそれだけでは…。(笑)

H:運のいいことに、先日、カワラ版でも紹介されたリリコイ・カフェの中田さんが助けの手を差しのべてくれたんです。彼女はフラの先輩なんですが、雑誌のライターでもあったので、基本的な構想をまとめてくれました。『フラレア』創刊号は、そんななかから誕生したんですよ。

K:フラ・レアを英語にすると「Joy of Hula」でしょうか。スタッフのみなさんの、「フラを楽しむ」という姿勢をいつも強く感じているので、なるほどと思います。ところで、創刊号ではいきなりメリー・モナークを特集でしたよね。

H:あのときはアポも取らずに行ってしまって…。最終的にはなんとかなりましたが、撮影をしていたら、いきなり恐そうなお兄さんに会場からつまみだされたんです。いま考えれば冷や汗ものでしたね。

K:情熱的というか、無鉄砲というか…。(笑)

H:そうやってゼロに近い状態から少しずつ積み上げてきたんです。

K:いまでは競合誌もいくつか出現しましたが、老舗として安定していますね。

H:でも、意識としてはいまもチャレンジャーですよ。ずっとチャレンジしていきたい。

K:まだまだお聞きしたいのですが、そろそろ時間になりました。最後に、カワラ版読者へメッセージをいただけますか?

H:イ・ムア!(前進あるのみ!)


◆平井幸二さんプロフィール
1960年2月10日生まれ
1993年に都内の広告代理店を退社しアドウエーブを設立。 当時の仕事内容は広告のデザインが主体。事務所が藤沢だった事もあり、 趣味のサーフィングにさらに拍車がかかり、他にもウクレレやハワイアン・ミュ ージックにもハマル。
1997年にはフラを始め、2000年にフラレア創刊。

◆フラとハワイのビジュアルマガジン「フラレア」オフィシャルサイト
 http://www.hulalea.com/

 

個人情報保護の方針 クッキーの利用について
Copyright (C) 2002-2003 PACIFIC RESORTS.INC., All rights reserved.