リゾートクエスト・アット・ポイプ・カイ(以下、ポイプ・カイ)は陽光豊かなポイプ海岸に面しています。ポイプ・カイはリゾートの魅力と家庭の落ち着きを両立させたとても贅沢なコンドミニアムだと言えます。
手入れの行き届いた庭にはハイビスカスやブーゲンビレア、アロエなどの花があり、庭園を縫うようにプロムナードが伸びています。ハワイはどこでも花や緑に事欠きませんが、ポイプ・カイの庭園はことさら美しく、この庭園を見下ろす各部屋の広いラナイや、広大な芝生で一日読書をしている人もみかけます。すべての部屋とラナイはこの庭に面していて、たっぷりの陽射しがラナイに注ぎこむのですが、それでいて部屋が暑くならないのは、入念に計算されたラナイの上の庇のおかげです。また、それがこのコンドミニアムの落ち着いたアクセントにもなっています。ポイプ・カイは見た目だけでなく、居心地の良さを考えた工夫がそこかしこに施されているのです。
ポイプ・カイとは複数に分かれたブロックの総称で、リージェンシー、マヌアロハ、ポイプサンズ、マカフエナ、ポイプ・ショアーズ、ニヒカイ・ビラ、カハラの7ブロックがあり、端から端まで歩くと30分はかかるでしょう。各ブロックにはプールやジャグジーがあるほか、滞在者は無料で使えるテニスコートやバーベキュー施設もあります。敷地内には土地の人にも人気のある「ポイプ・ビーチ・ブロイラー」というレストランもあります。現在、新しい建物をマカヌイブロックに建設中で、来年から再来年にかけてオープンする予定ですが、完成すればもっとも豪華なものになるということです。
とはいえ、基本的には小さな集落ですから、モール内のショップでは購入できない食品などは隣町のコロアまで行かなければなりません。長期逗留するゲストのために大型冷蔵庫や洗濯乾燥機、皿洗い器など、生活に必要な家具や電化製品のほぼすべてを取りそろえてあるところもポイプ・カイの魅力です。また、通常は3日に1度程度のメイド・サービスを毎日行ってくれます。
かつてカウアイ島の南東海岸に広がっていたサトウキビ畑の光景は消え、いまは一面に草原が広がっています。けれども、草原の南に位置するポイプはそのおかげで隠れリゾートのような趣があります。なかでもポイプ・カイは28ヘクタールという広大な敷地に点々と建物がある贅沢な造りのせいか、とても落ち着いた雰囲気が漂っています。
美しい海岸もポイプ・カイの魅力です。とくに冬場はお薦めです。遠くにザトウクジラのブロー(潮吹き)やブリーチング(空中への飛び出し)を見る絶好のポイントですし、ときにはイルカの群れや、ビーチにハワイ固有の哺乳類であるモンク・シールを見ることもできます。また、ブレネック・ビーチとシップレック・ビーチに隣接しています。
ポイプとはハワイ語で曇り空、あるいは砕け散る波を指します。名前のとおり早朝の岩場にはビッグ・ウェーブがやって来ることもしばしば。ただし、天気はとてもよいところで、リフエ方面が暗い雲に包まれて雨まじりでも、ポイプは晴れていることが多いのでご心配なく。
車ですぐのラワイ湾に面するアラートン・ガーデンとマクブライド・ガーデン、あるいは潮吹き岩もお薦めです。アラートンでは美しい庭園を、マクブライドではハワイ固有の植物や、いくつものヤシの木を楽しめます。また、コロアのモール内には小規模ながらコロアのサトウキビ農園に入植した日系人の歴史をたどることのできるコロア・ヒストリー・センターもあります。
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