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ハワイ日和
ビーチへ行こう!<カウアイ島> NOPU
 いよいよ暑くなってきました。水遊びがしたい、海に飛び込みたい、と切に思う今日この頃です。そういうわけで、今回はカウアイ島の代表的なビーチを3つ、ご紹介します。


KEE BEACH

 カウアイ島はたくさんのビーチパークがあり、海で遊ぶのには絶好の島です。シュノーケルで魚をいっぱい見ることができるビーチ、小さな子供と遊ぶのにぴったりなビーチ、夕方にメランコリックな気分で散歩するのにいいビーチ、ひたすらのんびり寝転がるのにもいいビーチ・・・。そのほとんどの要素を兼ねているのが、カウアイの最北端、ハイウエイのデット・エンドにあるケエ・ビーチではないでしょうか。

 そのためか、ケエ・ビーチの人気はウナギのぼり。ハイカーに大人気のカララウ・トレイルの始点であることもあって、今や駐車場は常に満車状態です。ケエ・ビーチにはビーチに近い方と遠い方の2つの駐車場があるのですが、今年の春に行ったときには、ビーチに近いほうの駐車場は、朝8時前に満車になってしまいました。7時に来て、無事に駐車できたものの、寒くて海には入れず、呆然と海を眺めるワタシ・・・と、いうことになるので、ケエ・ビーチに来る時は、長居をする覚悟で行きます。

カララウ・トレイルから臨むケエ・ビーチ
カララウ・トレイルから臨むケエ・ビーチ
朝7時半のケエ・ビーチの駐車場。既にほぼ満車状態
朝7時半のケエ・ビーチの駐車場。既にほぼ満車状態

 海に入るのにはまだ寒い朝のうちは、カララウ・トレイルをハイキングするのもいいでしょう。ハナカピアイ・ビーチまで行かなくても、トレイルを1時間も歩けばかなり暑くなって「ああ、今すぐ海に飛び込みたい!」という気分になります。なかなかハードなカララウ・トレイルを歩くのがイヤな場合は、人もまだまだ少ないビーチで、昼寝ならぬ朝寝というのもいいかもしれません。木陰が多く、お昼寝に最適だったケエ・ビーチも、近年はちょっと人が多くてお隣との距離も接近しがち。でも8時頃なら、ビーチはガラガラ、どこでもビーチシートを広げ放題です。

 日が高く上がってきたら、いよいよ海に入る時間。リーフに囲まれたケエ・ビーチは、波もほとんど無い静かな入り江です。浅い場所でも、たくさんの魚がいるので、泳ぎに自信がなくてもシュノーケルを楽しむことができます。白砂のビーチは、砂遊びにもいい感じ。大人も子供も楽しめるビーチです。お昼になったら、海からあがって、用意してきたお弁当を食べましょう。ケエ・ビーチの近くに商店は全くないので、水や食べ物の準備も万全で来ています。ニワトリの襲撃を避けつつ、海をみながらスナックをボリボリ、というのもいいものです。
ケエ・ビーチを訪れる人たちのほとんどがこんな調子ですから、一度満車になった駐車場は、なかなか空くことはありません。周辺の道路は、どこも駐車禁止な上、取り締まりも厳しいようです。そこで思い切って、みんなが帰る夕方にケエ・ビーチへ行く、という方法もあります。ケエ・ビーチは夕陽を見るのにもなかなかいい場所です。夕方には、結婚式の写真を撮っているカップルも見かけます。ロマンチックな気分でビーチを散歩するのもいいですよ。

リーフに囲まれ、波も穏やかなケエ・ビーチ
リーフに囲まれ、波も穏やかなケエ・ビーチ
ロマンチックな、夕方のケエ・ビーチ
ロマンチックな、夕方のケエ・ビーチ


LYDGATE BEACH

 カパアの南、ワイルア川の河口にあるリドゲート・ビーチは設備の整ったファミリー向けのビーチ。ビーチにある大きなパビリオンでパーティやイベントを開催している所をよく見かけますが、観光客だけでなく地元の人たちにも人気の場所なようです。波打ち際には、石で作られた囲いのような防波堤が2つあり、自然のプールのようになっています。このプールの中なら、小さな子供でも安心して遊べるし、かなり大きな魚もいて、ちょっとシュノーケルも楽しむことができる、というわけです。

リドゲート・ビーチの石で囲まれた2つのプール
リドゲート・ビーチの石で囲まれた2つのプール

リドゲート・ビーチにあるペトログリフ
リドゲート・ビーチにあるペトログリフ

 カウアイの東に面し、日の出を臨むリドゲート・ビーチには、「陽が昇る」という意味のヒキナ・ア・カ・ラ・ヘイアウがあります。かつてこのヘイアウ(ハワイの寺院)は、カプ(禁忌)を破った人々が恩赦を求めて逃げ込んだ場所でした。ワイルア川河口は、数多くのヘイアウがあり、ハワイアンにとって重要な場所であったことが推察されます。ビーチの北にはペトログリフが刻まれた石もあるのですが、砂に埋もれていてなかなか見つけられないかもしれません。



POIPU BEACH

 雨が多いと言われるカウアイですが、島中どこでも降っているわけでもありません。お天気があまりよくない日でも、ポイプ周辺は晴れていることが多いのです。そんなサニー・ポイプを代表する、ポイプ・ビーチは大人も子供も楽しめるビーチです。広い駐車場からすぐのビーチは、緑の芝生と白い砂のコントラストも美しい。防波堤が大きな波を遮ってくれるので、シュノーケルも安心してできる場所です。ちょっと物足りない、という人には、すぐ東隣のブレネッキーズ・ビーチでボディー・サーフィンもできます。

よく晴れたポイプ・ビーチ
よく晴れたポイプ・ビーチ

ポイプ・ビーチでお昼寝中のモンク・シール
ポイプ・ビーチでお昼寝中のモンク・シール

 燦々と照りつける太陽、木陰のある芝生エリア、近くに商店やレストラン、穏やかな海、夕方には美しい日の入り、ハワイの王道のようなビーチですが、ポイプ・ビーチでは更に、運がよければモンク・シールに会うこともできるのです。モンク・シールに、触ったり近づいたりすることは禁じられているので、もしビーチで日光浴している時に、隣にモンク・シールがやってきたら、速やかに場所を移動しなくてはなりません。ハワイでの日光浴の優先権は、人よりモンク・シールの方が上なのですね。




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