アートナイトで賑わうトーク・ストーリー・ブックストア

　今年10周年を迎えた、カウアイ島ハナペペのトーク・ストーリー・ブックストアは、古いゼネラルストアを改装した本屋さんです。お店いっぱいの本のほとんどは古書ですが、じっくり探すと掘り出し物がありそう。人気のハナペペ・アートナイトの夜には、地元のバンドがお店の前で演奏していて、アートナイトのランドマークになっているようです。オーナー氏は、アートナイトの発展にも尽力されたそうですが、様々なイベントの中心にもなっている書店です。お店の中ではお客同士がおしゃべりに花を咲かせていて、お店の床やレジの上では、猫たちが居眠りしています。コミュニティの上でも重要な書店ですが、カウアイは本を買う場所がほとんどないので、貴重な存在にもなっています。

ちょっと休憩するのにも便利なバーンズ・アンド・ノーブル

　マウイ島のラハイナにはバーンズ・アンド・ノーブルがあります。おそらくネイバーアイランドでは、一番新刊書がそろっている書店でしょう。バーンズ・アンド・ノーブルは、アメリカでチェーン展開する大型書店です。ハワイの本のコーナーもあり、ＣＤなども売っているので、お土産探しにもいい場所です。併設のカフェではスターバックスのコーヒーとチーズケーキ・ファクトリーのケーキが食べられます。ラハイナの喧騒から少し離れて、買った本を見ながらカフェで一休みするのもいいですね。

マウイ・フレンドリー・オブ・ライブラリーのプウネネ店

　マウイ島の古書店、マウイ・フレンドリー・オブ・ライブラリー（以下MFOL）は、カフルイ、ラハイナそれにプウネネの3店舗があります。MFOLはマウイ郡の図書館を援助する目的で作られた非営利組織で、ボランティアによって運営されているそうです。私はカフルイ店（新刊書も少しありました）とプウネネ店（古書のみ販売）に行ったことがありますが、プウネネ店は特に印象深いお店です。製糖工場の裏、赤土が舞い上がる道の先に、MFOLのプウネネ店はあります。とても書店があるとは思えない場所ですが、プウネネ店はなかなか魅力的な本屋さんです。親切なボランティアの方とおしゃべりしながら、思いがけない本を見つけることができました。