レフア(写真提供:近藤純夫氏)
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アロハ!先週末はこの時期には珍しく台風が上陸して雨を降らしていきましたね。そして梅雨直前、晴天の日には匂いたつほどの新緑!思い切り息を吸い込みたい気分です。
さて同じ週末、東京読売ホールでMakaha Sons(マカハ・サンズ)のコンサートが開かれました。日本でのコンサートはなんと今年で10年目!去年までは主催者のお手伝いをしてきた私たちが、1日だけ、そのステージにダンサーとして参加しました。
クムから今回の参加を伝えられたのが3ヶ月前。マカハ・サンズの演奏で踊ることはとても名誉な事!それだけに覚悟も必要!さて、それからは、踊る曲目=Ka
Loke(カ・ロケ)、HOOPOE(ホーポエ)が決まり、衣装が決まり、そしてフォーメションが決まるとあとはレッスン!、レッスン!!
入手できなかった、本物のレフア(珍しい黄色) |
フラは、ひとりで踊るソロもあるけどグループで踊る群舞が多いのです。群舞ということは、ステップはもちろん、モーションの全て、例えば手を挙げる方向、角度、高さ、タイミングを16人全員がそろえます。「息をあわせて」という言葉のとおり、まさに「吸って、吐いて」の呼吸をあわせて踊ります。ミスがあると、踊りはそこでストップし、できるまで繰り返されます。「One
is for all, All is for one(1人はみんなのために、みんなは1人のために)」全体責任なのです。
最初は自分の踊りだけで精一杯。でも、繰り返しレッスンをするうちにタイミング、呼吸がピッタリあってくると、これが結構快感!
そしてもう一度、歌詞の内容を確認して、どうしたらそれを伝えることができるのか、表現力が必要になるのだけど、これが目下のところ一番足りない部分かなぁ。ハワイのダンサー達は、歌詞の内容が全くわからない人が観客でも、その内容を伝えることができるし、観客から眼をそらさずに踊り、時にはウィンクなんてしちゃってますものね。
紅花で作った、髪飾。何となくレフアに見えませんか? |
そうこうしているうちにあーっという間に3ヶ月が過ぎ、5月30日、コンサート前日、最後のレッスン&髪飾作り。全員で自分達が使う髪飾りを生花で作ります。今回わたしたちが作った髪飾りは「ホーポエ」の歌詞に歌われているレフアをイメージしたもの。もちろん日本で本物のレフアを揃えるなんて不可能!そこで調達されたのが、紅花。ところがこの紅花、色といい、形といい、レフアそっくり!紅花を代用に思いついた先生には、ホント脱帽です。
そしていよいよ本番当日。 今は出産や子育て、いろいろな事情でレッスンをお休みしている仲間も手伝いに駆けつけ、
会場には友人も台風の中、足を運んでくれました。知人に見てもらうのは少し照れくさい反面、わたしはここよ!ここにいるのよ!と主張するのも、ちょっぴり気分のいいものです。
本番は思いがけない、ハプニングがつきもの!今回のステージでは「Ka
Loke(カ・ロケ)」の演奏(間奏)が打ち合わせと少し異なり、踊りながら全員思わず顔を見合わせる!なんて事もあり、あとで出来上がってくるビデオを見るのが非常に恐いのですが、大きな、思い出深いステージが終わりました。さぁ、次の目標は何かなぁ?
いつも、「One is for all, All is for one(1人はみんなのために、みんなは1人のために)」を忘れずに!
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