アロハ!今年の春は駆け足でやってきて、ちょっと足踏みしたようです。お彼岸のころに咲き始めた東京の桜ですが、寒の戻りのためにいつもの年より長く楽しむことができますね。
さて、先日ハワイ・ノースショアを舞台にした、映画 「BLUE CRUSH」 (ブルークラッシュ)をDVDで見ました。昨年夏に公開され話題になり、見たい見たいと思いつつ公開時には見れずに、今頃になってしまいました。
物語はノースショアを舞台に大会での事故がトラウマとなり、思うようなランディングができない、天才少女サーファーのアン。アンはかつての自分を取り戻すためにサーフィン大会の最高峰、パイプライン・マスターズに挑戦します。家族や友人の応援を受けて挑んだ結果は…?
完全ロケで撮影されたいう、ビッグウエーブは映像と共に音も大迫力で、まるで自分が波に揉まれているような気分にさえなります。映画館で見て、この迫力をもっと感じたかったなぁっとちょっと後悔しました。サーフィン好きな人はもちろんですが、海やハワイが好きな人もきっと楽しめる映画です。本物のビッグウェーブのシーズンはそろそろ終わりを迎えるころですが、この映画を見て、ノースショアの雰囲気を味わってはいかが?
3月12日〜14日、品川インターシティホールにて「Ho’olaule’a (ホオラウレア)Japan 2004」が開催されました。「Ho'olaule'a」 は「Festival-フェスティバル」を意味し、私の所属するハラウが企画、主催するフラの競技会で、今年で3回目を迎え、出場者の皆さんを裏方としてサポートすることになります。
今回の会場は新しく生まれ変わった品川港南口エリアのホールを利用し、開催期間も3日間となり、2日間のコンペティション(競技会)に加え、最終日は競技会の審査発表&ホイケ(エキシビション)といった日程で行われ、コンペティションに出場しないハラウも日頃の練習の成果を楽しみながら披露するイベントが新たに組みこまれました。
2日間のコンペティションには、のべ50チームがエントリーし、クプナ・ワヒネ(およそ40代からの女性)、ワヒネ(女性)、カネ(男性)、ケイキ(子ども)がソロ、グループの部門で、またそれぞれアウアナ、カヒコのカテゴリーで競いあいます。
ジャッジ(審査員)もハワイから、フラ・マスターのジョージ・ナオペ、クムフラ、チンキー・マーホエ、マカハ・サンズのムーン・カウアカヒと錚々たるメンバーが揃いました。
ホール狭しとならぶハワイアン・プロダクツを取り扱うたくさんのショップやキャシー・中島さんのハワイアン・ギルトギャラリーのおかげでお客様には会場に入ったとたんにハワイを感じてもらえたのではないでしょうか。
土、日のチケットはすべて完売し、誰でも見ることのできる無料の立見スペースには二重、三重、いえ、それ以上の人が舞台に釘付けになり、会場は出演者の熱気とお客さまの声援で溢れていたのでした。
クプナの踊りはエレガントで、カネの踊りは力強く、そしてワヒネはどのハラウも仕上がりが素晴らしい。そんななかでもケイキは特にかわいらしいことこの上ない。ただ、かわいいだけでなく、出場前の支度の様子を見ていると年上の子が小さい子の面倒をしっかりみて、驚くほど礼儀正しい。きっとフラを通していろいろなことを学んでいるのだなあと感心させられる。
ケイキたちはフラ好きなお母さんの影響でフラを始めたり、地元のイベントでほかの子が踊っているのを見てフラを始めるらしい。
競技会の結果は、緋田雅子先生率いるHauoli's Aketa Masako Hula Studioがほとんどの部門で上位入賞を果たすことになった。
大会を通じていろいろな人と接したり、話をしてみるとハワイの文化を大切に思い、フラを愛し、日頃の努力を惜しまない人がなんてたくさんいるんだろうと改めて驚いたのでありました。
|