日本のハワイからアローハ!今回はじめて登場する「スパリゾートハワイアンズ」です。
2006年に公開され、日本アカデミー賞をはじめこの年の賞を総なめにした映画『フラガール』のモデルになった施設といったほうがわかりやすいかもしれませんね。旧称の「常磐ハワイアンセンター」を覚えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。1966年創業、「千円もってハワイに行こう」でデビューした温泉テーマパークです。
ハワイアンズでは開業以来毎日、43年間一度も途絶えることなく、フラを中心としたポリネシアンショーを上演しています。ダンサーはすべて「常磐音楽舞踊学院」の生徒とその卒業生(現在の在籍数は総勢31名)です。女性ダンサーのほかに、4名のファイヤーナイフダンサー、6名のハワイアンバンド、数十名のスタッフがおり、総勢50名以上でショーは作られています。
ところで、日本フラ文化発祥の地とも言える「スパリゾートハワイアンズ」に、ハワイにもない「フラ・ミュージアム」があることをご存知ですか?
「フラ・ミュージアム」は2007年11月に開設されました。フラ文化とハワイコーナー、映画『フラガール』コーナー、憧れのハワイコーナー、フラガールを生んだ「常磐炭田」「常磐ハワイアンセンター」コーナー、ミュージアムショップなどで構成されています。ミュージアムの監修は、アロハwebカワラ版でも人気のエッセイストで、翻訳家でもある「近藤純夫さん」、そして映画で松雪泰子さん演じる平山まどか先生のモデルになった「カレイナニ早川さん」にお願いしています。以下で施設の魅力をハイライトでご案内しましょう!!
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フラ・ミュージアム
(映画『フラガール』コーナー) |
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フラ文化とハワイコーナー
ここではフラを5つのテーマ(歴史・火山・花・海・森)に分類してご紹介。それぞれをテーマとした歌を、その振付・衣裳・意味・歌詞・歴史的背景といった一連の流れで展示しています。フラが生まれた地・モロカイ・カウアイの紹介のほか、アロハ検定の模擬体験、ハワイ情報コーナーも充実です。
映画『フラガール』コーナー
映画で実際に使用された衣裳・小道具のほか、出演者の直筆サイン、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、キネマ旬報映画賞などの受賞トロフィー等の貴重な資料も特別展示されています。
憧れのハワイコーナー
「常磐ハワイアンセンター」がオープンした昭和30〜40年代のハワイブームを振り返ります。海外旅行自由化直後の日本は、リアルなハワイを求める現在と違い、「遠い国ハワイ」への憧憬の念が強い時代でした。ハワイをテーマとした当時の映画、芸能人のハワイ、日本ハワイ年表など古いけど新鮮なハワイを楽しみましょう。
フラガールを生んだ「常磐炭田」「常磐ハワイアンセンター」コーナー
なぜ、炭鉱の街から「ハワイ」が生まれたか? エネルギー革命の中、企業と地域が生きていくために選んだ“最後の賭け”とは? また、初期のフラガールチームの全貌、映画のモデルになった人々の横顔、「常磐ハワイアンセンター」から「スパリゾートハワイアンズ」への歩みも知ることができます。
ミュージアムショップ
ミュージアムセレクトの商品が満載。高価なニイハウシェルから、手頃なポストカードまで、見ているだけで嬉しくなりそう。ハワイ関連の書籍とDVDが充実していることでも有名。ハワイの本がすぐ欲しい方は「フラ・ミュージアム」へ。
期間限定のおしらせです。現在、ハワイアンズのイベント会場では、3月8日(日)まで、フラ・ミュージアム一周年記念 舞台「フラガール」展が開催されています。昨年、映画のストーリーに基づいて、TBSの主催・企画制作により全国各地で公演された舞台「フラガール」のセット、大道具、衣裳、スチール写真を展示。舞台をご覧になった方、舞台を見逃してしまった方、必見です。
見所たっぷりの「フラ・ミュージアム」。ハワイ・ファン、フラ・ファン、映画『フラガール』ファンなら一度は訪れたい場所。
ハワイアンズでは、宿泊者限定で、東京・新宿・横浜・さいたま・西船橋から、何と交通費無料の送迎バスを運行しているので、是非チェックしてみてください。
フラ・ミュージアム(スパリゾートハワイアンズ内)
〒972-8555福島県いわき市常磐藤原町蕨平50番地
TEL: (0246)43-3191(大代表)
URL: http://www.hawaiians.co.jp
開館時間: 10:00〜18:00
※ハワイアンズの営業時間は曜日によって変動
※ハワイアンズの入場料のみで観覧可 |