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フラ・ミュージアム通信

常磐ハワイアンセンターは1月15日生まれ

by スパリゾートハワイアンズ
1月15日は成人者を無料で招待し、一般公開は1月16日からでした

 日本のハワイからアローハ!
 日本フラ文化発祥の地とも言える「スパリゾートハワイアンズ」から、ハワイにもない「フラ・ミュージアム」についてのレポートです。

 スパリゾートハワイアンズの前身「常磐ハワイアンセンター」が生まれたのは昭和41年1月15日。炭砿から観光への劇的な転換のストーリーは2006年に公開された映画「フラガール」に紹介されていますが、今回はハワイアンセンターが生まれたころの日本のハワイブームを振り返ってみます。

 日本で海外旅行が自由化されたのはハワイアンセンター誕生のわずか2年前、東京オリンピックを半年後に控えた昭和39年4月1日のことです。もちろん現在のように、誰でもいつでも好きなときに外国に行くことができたわけではありません。円安の現在とは違い、昭和46年まで1ドルは360円、当時売り出された日本交通公社のハワイ旅行ツアー代金は約35万円だったそうですから、ハワイもかなり遠い存在でした。
しかし、海外旅行といえばハワイというくらい、当時の日本社会にはハワイ旋風が吹き荒れていたのです。

 この頃、日本の若者の音楽といえばハワイアンでした。(その後にベンチャーズが大流行します。)バッキー白片や大橋節夫といったミュージシャンが大活躍し、スチールギターやウクレレで奏でられる異国のメロディには日本語の歌詞がつけられ、日本の曲にもハワイアンのアレンジが施されるなど、多くの日本人の間にハワイアン音楽が浸透した時代でした。歌手では日野てる子、南かおる、エセル中田などが一世を風靡。日野てる子の「夏の日の思い出」は何と100万枚を超えるミリオンセラーになりました。

ハワイをテーマとした懐かしい映画のポスターの数々

 映画の世界でも、ハワイに関連する作品が多く制作されました。「憧れのハワイ航路」(昭和25年、岡晴夫・美空ひばりなど)が初期のヒットとして有名ですが、「ハワイの夜」(昭和27年、鶴田浩二・岸恵子など)、「ハワイ珍道中」(昭和29年、田端義雄・伴淳三郎など)、「ハワイの若大将」(昭和38年、加山雄三・星由里子など)、「夢のハワイで盆踊り」(昭和39年、舟木一夫・本間千代子など)等は実際にハワイロケを行ないました。数々の有名芸能人たちがハワイをさらに夢のある存在に盛り立て、日本人の心の中にハワイを浸透させていったのです。

 また、アメリカ映画では、人気絶頂だったエルビス・プレスリーが「ブルー・ハワイ」(昭和36年)、「ガール!ガール!ガール!」(昭和37年)、「ハワイアン・パラダイス」(昭和41年)といったいわゆるハワイ3部作を発表し、日本でのブームに拍車をかけます。

 テレビでは、昭和36年にサントリーが「トリスを飲んでハワイに行こう!」キャンペーンを実施。賞品は、海外旅行自由化前を象徴するように、ハワイ旅行資金の積み立て預金証書でした。また、アップダウンクイズが「10問正解して夢のハワイに」をキャッチフレーズにして人気を博しました。

 常磐ハワイアンセンターは、そんな時代背景の中、誕生したのです。オープン時のキャッチフレーズは「千円もってハワイに行こう」「あなたも日帰りで夢のハワイ旅行を」「あふれる温泉・常夏のパラダイス・日本のハワイ」。入場料は1ドル360円ならぬ350円でした。豊富な温泉を有効活用し、単なるハワイのものまねをするのではなく、日本人が想像するハワイ、日本人にとって居心地がいいハワイ、日本風ハワイを作ったのです。この考え方の基本は44年経過した現在でも変化していません。バブル時代、外国をそのままそっくりまねて作られたテーマパークが生まれましたが、それらの内のいくつが現在も営業しているでしょうか?

ハワイアンセンターからハワイアンズへの歴史をパネル等で紹介しています

 フラ・ミュージアムには、日本のハワイの生い立ちがパネルやディスプレイで詳しく紹介されています。また、当時のハワイブームを象徴するような映画のポスターや懐かしいレコードなども展示されています。そこからは、古いけれども新鮮で違ったハワイが見えてくるかもしれません。

 このように、「フラ・ミュージアム」は見所がいっぱいで、ハワイ・ファン、フラ・ファンなら一度は訪れてみたい場所です。ハワイアンズでは、東京・新宿・渋谷・横浜・さいたま・西船橋から、何と交通費無料の宿泊者限定送迎バスを運行していますので、チェックしてみてください。(2/22〜5/31までの期間限定で、仙台便の運行も決定しました)

フラ・ミュージアム(スパリゾートハワイアンズ内)
〒972-8555福島県いわき市常磐藤原町蕨平50番地
TEL: (0246)43-3191(大代表)
URL: http://www.hawaiians.co.jp
ミュージアム開館時間: 10:00〜18:00
※ハワイアンズの営業時間は曜日によって変動
※ハワイアンズの入場料のみで観覧可

リゾートクエスト・ワイコロア・コロニー・ヴィラ

屋内温泉公園「スプリングパーク」、「パレオ」、「ウォーターパーク」、ギネスにも掲載されている世界最大の露天風呂「江戸情緒 与市」、そして「ウイルポート」の5つのテーマパークが楽しめる温泉の大陸 常夏の楽園 スパリゾートハワイアンズ。映画「フラガール」の衣装や小物、フラ文化やフラにまつわる展示や情報・書籍の紹介など、2007年には「フラ・ミュージアム」がオープン!

スパリゾートハワイアンズ
フラ・ミュージアム


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