日本のハワイからアローハ!
日本フラ文化発祥の地とも言える「スパリゾートハワイアンズ」から、ハワイにもない「フラ・ミュージアム」についてのレポートです。
フラ・ミュージアムでは、「清水峰生のハワイアンジョッキー」を実施しています。往年のハワイアン(音楽)ファンならおなじみのプロ・ミュージシャン 清水峰生さんによる歌と、ハワイにまつわる軽快なトークがとても楽しい30分間です。
清水峰生(しみずみねお)さんは1938年生まれ。
日本大学芸術学部出身で、小林隆とブルー・ハワイアンズ、山口軍一とルアナ・ハワイアンズ、白石信とナレオ・ハワイアンズなど、数多くの有名ハワイアンバンドを経て、現在も第一線のプロ・ミュージシャンとして活躍中です。1995年には、ハワイでALOHA RECORDS から「KA WAIPUNA」をリリースしています。また、日本ハワイアン音楽協会理事、日本ウクレレ協会特別会員、江東区古石場文化センターウクレレ講師、「ウクレレで楽しく歌う会」主宰等、公職も数多く受け持たれています。清水さんは40年以上、スパリゾートハワイアンズ(当時:常磐ハワイアンセンター)付属常磐音楽舞踊学院の講師もつとめ、フラガールたちの先生でもあります。
清水峰生さんの公式HP
清水さんには、東京・新宿三丁目・末広亭の裏にあるハワイアンバー「布哇庵(はわいあん)」のオーナーという顔もあります。「布哇庵」はハワイアンを主に、音楽をこよなく愛する人たちが集うお店です。お客様はこの店で清水さんとのセッションを楽しむことができるほか、リクエストに応じてオーナー自ら歌と演奏も披露しています。
ここで少し脱線しますが・・・・、「ハワイ」を漢字で書くと「布哇」。現在、この漢字をどれだけの方がご存知でしょうか? 漢字の由来はよくわかっていませんが、中国語でハワイは「夏威夷」と書きます。イタリアを「伊太利亜」、フランスを「仏蘭西」と書くように、いわゆる当て字に近いもののようです。ちなみに、カウアイは「加蛙」、マウイは「馬蛙」と表記していました。パールハーバーを「真珠湾」と呼ぶのも同じ流れということができます。いまでも、オアフ島ホノルル・ダウンタウンにある出雲大社には「布哇出雲大社」という文字が掲げられています。
清水峰生さんの別名は、「布哇庵牧童(ハワイアンカウボーイ)」。この名前は楽曲のタイトルからきています。「ハワイアンカウボーイ」は清水さんのオハコ的な歌で、そのリズムとヨーデル風の調べが特徴的な隠れた名曲です。
「ハワイアンジョッキー」では、このように最近あまり歌われることがなくなったハワイアンの曲や、日本人が作ったハワイアン(ジャパニーズハワイアン)や古い映画に使われたハワイアンも取り上げ、その曲の背景やエピソードをまじえながら楽しく歌い、おしゃべりをしていきます。もちろん、フラの飛び入りも大歓迎。踊りたい曲、聴きたい曲のリクエストにも応じていますので、ちょっとしたメレフラ気分で盛り上がってみてはいかがでしょうか?
ハワイアンジョッキーは、「不定期」で毎月4〜5回程度開催しています。開始時間も残念ながら未定。というのも、清水さんが常磐音楽舞踊学院で講義をする日程にあわせて実施されるからです。
まずは、フラ・ミュージアム前のイベントサインに注目! ハワイアン通を自称する皆さん、新しい発見があるかもしれませんよ。
このように、フラ・ミュージアムは見所がいっぱいで、一度は訪れてみたい場所です。ハワイアンズでは、東京・新宿・渋谷・横浜・さいたま・西船橋から、何と交通費無料の宿泊者限定送迎バスを運行していますので、チェックしてみてください。
フラ・ミュージアム(スパリゾートハワイアンズ内)
〒972-8555福島県いわき市常磐藤原町蕨平50番地
phone (0246)43-3191(大代表)
URL http://www.hawaiians.co.jp
開館時間10:00〜18:00
※ハワイアンズの営業時間は曜日によって変動
※ハワイアンズの入場料のみで観覧可
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