日本のハワイからアローハ!
日本フラ文化発祥の地とも言える「スパリゾートハワイアンズ」から、ハワイにもない「フラ・ミュージアム」についてのレポートです。
今回は、日本のハワイを少し離れて本場ハワイの話題です。
このページで何度かご紹介していますが、スパリゾートハワイアンズがある「福島県いわき市」と「カウアイ島」は民間交流が大変盛んです。
20年前の1991年、創業25周年を記念してカウアイ島から多くのエンターティナーを招聘したことから関係はより深まりました。直後の1992年、カウアイ島に衝撃的な出来事が発生。アメリカ史上最大級のハリケーンが襲い、カウアイ島に壊滅的な被害を与えたのです。ハリケーンの名前は「イニキ」。ハワイ語で、「強く刺すような風」(Wikipedeiaより)という意味のように、島の90%の家屋が被害を受けたといいます。いわき市では民間のボランティア交流団体「いわきハワイ交流協会」が、直後に行政を巻き込んだ募金活動を実施。それ以降、友好を超えた絆が続いています。
フラの発祥地はモロカイ島という説、ハワイ島という説がありますが、カウアイ島は約500万年以上前に生まれたハワイ最古の島。フラの女神ラカのヘイアウ(神殿)がある地としても知られています。文字通り、本場ハワイのフラ発祥地と、日本フラ文化発祥の地の交流です。
このカウアイ島で、日本文化の祭典が年1回開催されているのをご存知でしょうか?
カウアイ日本文化祭り「祭りカウアイ」。このイベントは、カウアイ島在住の日系人の組織「カウアイ日本文化協会」の主催で1986年から行われており、いわき市からも毎年大勢の市民が参加しています。今年も恒例行事として、官民一体となった訪問団が組織されました。
本年の開催は10月9日。会場の「ワー・メモリアル・コンベンションホール」は日本文化一色。牧師さんによるお祈りの後、カウアイ市長、カウアイ日本文化協会長らがマイレによる厳かなテープカットを行ってイベントはスタートします。
華やかな和太鼓の音とともに、会場内では、盆栽、生花、墨絵、折り紙、押し花、餅つき、着物の着付け、おにぎりづくりから、日本舞踊、盆踊り等まで、今では忘れ去られつつある素朴な日本文化に触れることができます。屋外では、着物の生地などのフリーマーケットなども・・・。
会場では、友好都市のいわき市のほか、姉妹都市の山口県周防大島町、滋賀県守山市などのPRブースなどもあり(年度によって出展ブースや催しは変化します。)、日本への訪問旅行を計画している日系人達が会話を楽しんでいます。
本年から両市に新しい歴史が生まれています。
「第一回カウアイマラソン(2009年9月)」の優勝者が、「第一回いわきサンシャインマラソン(2010年2月)」の招待選手として参加。第二回以降も、同様に優勝者をそれぞれのマラソンに相互派遣することになったのです。文化やスポーツに留まらず、大学間連携も近く計画されています。
以前にもご紹介しましたが、「フラ・ミュージアム」には、カウアイ島ゆかりのポイントがたくさんあります。多くのハワイアンソングに歌われているカウアイ島の花「モキハナ」のドライフラワーをはじめ、カウアイ市長がフラにこだわってハワイアンズのために作成を依頼したオリジナルのタイルアートや、ニイハウシェル、カウアイの王様として知られるカウムアリイゆかりの食器など、・・・。ミュージアムにいらして、ガーデンアイランド・カウアイの風を感じてください。
また、ハワイで日本文化を感じることができるイベント「祭りカウアイ」にも参加してみませんか?
「フラ・ミュージアム」は見所いっぱいで、ハワイ・ファン、フラ・ファンなら一度は訪れてみたい場所です。ハワイアンズでは、東京・新宿・渋谷・横浜・さいたま・西船橋から、何と交通費無料の送迎バスを運行(※宿泊者限定です)していますので、チェックしてみてください。
フラ・ミュージアム(スパリゾートハワイアンズ内)
〒972-8555福島県いわき市常磐藤原町蕨平50番地
phone (0246)43-3191(大代表)
URL http://www.hawaiians.co.jp
開館時間 10:00〜18:00
※ハワイアンズの営業時間は曜日によって変動
※ハワイアンズの入場料のみで観覧可
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