日本のハワイからアローハ!
日本フラ文化発祥の地とも言える「スパリゾートハワイアンズ」から、ハワイにもない「フラ・ミュージアム」についてのレポートです。
2月27日(日)、スパリゾートハワイアンズと福島県いわき市のいわき芸術文化交流館アリオスで「ジャパン フラガール フェスティバル IN いわき」が実施されました。
これは、社団法人いわき観光まちづくりビューロー(斎藤一彦会長)の主催、フラガールを応援する会、ハワイ州カウアイ郡、フラレア、いわきハワイ交流協会などの後援によるもので、昨年に続き2回目の開催です。
フェスティバルの総合プロデューサーは、スパリゾートハワイアンズで踊るダンサーの養成学校 「常磐音楽舞踊学院」最高顧問のカレイナニ早川さん。そう、映画「フラガール」で松雪泰子さん演じるフラの先生 平山まどかのモデルとなった伝説の人物です。
このイベントのため、ハワイ諸島最古の島であるとともにフラ発祥の地とも言われ、フラの女神ラカのヘイアウ(神殿)がある島「カウアイ島」から、ダンサー4名を含む7名の訪問団が来日しました。
このページで何度も紹介させていただいていますが、ハワイ州カウアイ郡と福島県いわき市は、フラ文化の関係から長年にわたり市民間交流が大変盛んで、2月6日(日)に行われた「いわきサンシャインマラソン」にも「カウアイマラソン」(毎年9月に開催)の女子優勝者が派遣されたばかり。
カウアイからの訪問団は、フェスティバルの開催にあたって、いわき市役所やいわき商工会議所、いわき観光まちづくりビューローなどを訪れ、夜は有志による歓迎セレモニーが開かれるなど、今回も積極的な交流が行われました。
フェスティバル当日の天気は快晴。外は極寒の真冬でも、メイン会場であるスパリゾートハワイアンズ内は常夏の温度です。冒頭に行われたオープニングセレモニーでは、鷺隆一スパリゾートハワイアンズ支配人による開会宣言が行われ、バーナード・カバリオ、カウアイ郡長からのメッセージを、同郡のツーリズム部門に在籍するナラニ・ブルンさんが代読した後、ダンサーのトロイさんによる厳かなオリが行われ、スパリゾートハワイアンズダンシングチームの歓迎フラで、華やかにスタートしました。
いわき芸術文化交流館「アリオス」でのカウアイからのゲストのフラ |
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このイベントに出演したのは、青森県や三重県など、全国各地のフラ愛好家ら総勢約810人。このうち、フラガールあこがれの舞台 スパリゾートハワイアンズのメインステージ「ビーチステージ」で踊ったチームは、実に54チーム・約650人を数えます。
今回の特徴の一つは、ハワイアンズから車で約30分離れたアリオスでも公演があったこと。フラは、この地域の文化として根深く定着しています。
フェスティバルは8部構成で行われ、プロからアマチュアまで、男女を問わず、子供(ケイキ)からご年配の方(クプナ)まで、幅広い方々が日頃の練習の成果を披露し、踊り一色の一日を楽しみました。
今回はハワイ州カウアイ郡からのゲストダンサーに加え、昭和のハワイアン黄金期を支えた往年の名シンガー「三島敏夫さん」、バッキー白片さんの流れを汲むハワイアンバンド「アロハハワインズ」、日本のハワイアン界に多数のオリジナル曲を残す「白石信とナレオハワイアンズ」、以前このWEBでも紹介した布哇庵牧童こと「清水峰生さん」など、ゲストの皆さんが多数参加し、イベントを一層盛り上げました。特に、音楽生活70周年、第42回日本レコード大賞功労賞も受賞した「三島敏夫さん」の歌には、会場からたくさんの感動の拍手が贈られ、とても印象的でした。
午前10時30分にスタートしたイベントが終了したのは16時。改めて日本のフラダンス界の層の厚さを認識した一日でした。このフェスティバルはもちろん来年も同時期に開催を予定しています。次回は皆さんも踊ってみませんか?
このように、フラ・ミュージアムは見所がいっぱいで、一度は訪れてみたい場所です。ハワイアンズでは、東京・新宿・横浜・さいたまから、何と交通費無料の宿泊者限定送迎バスを運行していますので、チェックしてみてください。
フラ・ミュージアム(スパリゾートハワイアンズ内)
〒972-8555 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50番地
phone (0246)43-3191(大代表)
URL http://www.hawaiians.co.jp
開館時間10:00〜18:00
※ハワイアンズの営業時間は曜日によって変動
※ハワイアンズの入場料のみで観覧可
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