18世紀末以降、西洋文明と出会う前のハワイにどのような風景が拡がっていたのか想像するとわくわくしてきませんか?今回はそんな古のハワイの風景に出会えるスポットをご紹介します。
プウホヌア・オ・ホナウナウは、ハワイ島の西側、カイルア・コナの街から車で11号線を小一時間ほど南下したところにあります。
「プウホヌア」とは、ハワイ語で逃れの地と言う意味です。かつてのハワイは「カプ」という厳しい戒律があった社会で、罪を犯すと死罪から逃れることは難しいこともあったのでしょう。そんな罪人たちが犯した罪の穢れを清めた上で生き延びられるように逃げ込むことができるヘイアウ(古来のハワイの宗教的祭祀場)を時の為政者たちが作った場所が、ここプウホヌア・オ・ホナウナウです。
1961年にアメリカの国立歴史公園に指定され、訪れやすいヘイアウのひとつであるばかりでなく、公園内には18世紀後期の様式に復元された神像や神殿などの建築物を見ることができます。また、公園内のホナウナウ湾の海岸では、ホヌ(海がめ)と出会うチャンスも多いでしょう。
ここでの見所のひとつは、当時の人々の生活を再現したデモンストレーションでしょう。当時の遊びや、神像・カヌーなどを製作、当時の漁の様子などを実演していることもありますので、必ずビジターセンターで入場する際に確認してくださいね。私が行ったときは、入り口で日本語版のパンフレットももらえましたが、英語版の方が詳しい内容でした。
なお、この公園の奥には、ラバ・チューブ(溶岩トンネル)もあり、そこに行くまでは往時の道をそのまま保存してあるトレイルもあったりするので、興味のある方は時間を十分にとってお出かけください。
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