ちょっとまだらのペンキ塗り |
ワイルア(Wailua)は今日も朝から雨、お昼を過ぎてやっと晴れ間がのぞいたところ。 みなさん、はじめまして。カウアイから連載をお届けするミノリです。ここカウアイから自然や文化・歴史などなど、さまざまなテーマで楽しいお話をお届けしようと思っています。とはいえ、わたしが結婚してこの島に移住してきたのは5月末。まだまだできたてホヤホヤのロコってわけです。最初にこの島を訪れたとき、滞在していたホテルの裏手にあるビーチで海を見ているときに「ここに住もう」と決めてから4年が経ちました。滞在最終日の日記に半ベソをかきながら「いつかこの島を去らなくてもすみますように」と書いたものです。以来、会社の休みを利用してはせっせとここを訪れる中で縁があって主人と知り合い、大好きなこの島に移住してきたばかり。ウクレレ職人からオーガニック畑を営む人々、ここで生まれ育ったハワイアンから移住組のヒッピー系まで興味深い人々と接しながら、新しい暮らしをスタートしたところです。
完成間近のわが家 |
このコーナーでは、観光旅行ではなかなか発見できない、暮らしのすぐそばで拾ったいろいろな話をみなさんに紹介していきたいと思っています。そうそう、暮らしの中でといえば、驚いたのが島の人々が生活に必要な作業のあれこれを何でも自分たちでやっちゃうこと。ベビーベッド作りから車の修理、家の改築、小屋建てまで。そういう我が家もただいま家を新築中。大工さんや電気職人さんなど2〜3人のプロが入ってやる以外は、ぜんぶ自分たちでやる「カスタムホーム」ってやつです。家につけるドアや窓も自分たちで注文して買いにいき、トラックに載せて運んで帰ってきたり…。なかなかビックリの毎日です。
オアフで生まれてビッグアイランドで育ち、サーフィンのために12年前にこの島に引っ越してきた主人もここ数ヶ月は海にもいかず(生まれて初めて)、せっせと家造りに勤しんでいます。彼の職業は壁を塗る職人さんで、同じチームのトモダチがみんな仕事をとめてボランティアで手伝いに来てくれる日もあったりします。「お〜い、みんな今日は仕事をとめてエバンズ家を手伝え〜」と指示を出すのは雇い主のMike。職人さんは日給月給なのでもちろんそんな日はだれにもお給料は入らない。これがハワイ(カウアイ)のスタイルなのか、たまたま彼らのスタイルなのかは分からないけれど、日本では考えられないなぁと、わたしなんかはちょっと感激してみたりしています。
新居のすぐ前にあるクアモオ-ホウノウ・トレイルの入口 |
そういうわたしは彼らに朝はドーナッツ、昼はお弁当を運んだりして「まかないのオバチャン」と化している一方、みんなに混じってペンキを塗ったりもしています。わたしが塗ったところだけ明らかにまだらな壁なんだけど…。
というわけで、ドタバタしていて今回は自己紹介だけになりましたが、次回からはちゃんとカウアイのレポートをお送りしますね。次回は、島で人気のオーガニックレストランとストアを紹介する予定。乞うご期待!
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