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モキハナ・フェスティバル ミノリ・K・エバンズ

Mele Ohana Na Hau'oliのクム・フラ、トニー
  もうずいぶん涼しくなったと、日本のトモダチからのメール。こっちもずいぶんと涼しくなってきたよと返信。ハワイは常夏で、一年中同じような気候が続くんじゃないのと聞かれるけれど、ハワイにも季節はある。サーフショップにはそろそろセーターなんかも並び始めているし、ファーマーズ・マーケットに並ぶ果物も、マンゴーの数が減り、スターフルーツやランブータンなどが並び始めた。移住して来て初めての夏だったというのに、お家を建てるのに一生懸命で海にもあんまり行けなかったなぁ。そのお家もやっと98%、完成。来月はや〜っと引っ越しができそうでホっとしている。これでようやく海や山にがんがんいけるってわけです。

Mele Ohana Boys。日本では数少ない男性フラチーム

 先月の9月22日から28日まで、年に一度の島のお祭り「The 18th Annual Kauai Mokihana Festival」が開催された。祭りのタイトルになっているMokihana(モキハナ)はカウアイ島の島花に指定されている花の名前。うすい紫色をした可愛らしい花。一週間を通していろいろな催しが場所を変えて行われるが、中でも祭りのフィナーレを飾るHula(フラ)コンペティションが楽しい。島の南にあるホテルを会場に2日間、場所を変えて島の西Kekahaの野外会場で最終日を締めくくる。Keiki(ハワイ語で子供)からおばあちゃんたちまで、多くのダンサーが美しい踊りを通してAlohaの心を見せてくれる。

 昨年は残念ながらNYのテロの直後で島外からの参加者や観光客にも影響が出たものの、今年は通年通りの盛況ぶりだったようだ。日本からも2チームが参加。そのうちの1チームは、私が日本でHulaを習っていたHalauからの参加。日本での私のKumu Hula(フラの先生)Tonyや、Hulaを教えてもらっていたAyumiさんやMichikoさんや仲間が来るとあって、私も張り切って応援に行ってきた。
 


現地チームの踊り

  初日と2日目は午後6時からの開催。会場前には多くのクラフトショップや記念Tシャツのテーブルが並び、賑わっていた。初日はKahiko(カヒコ)といってイプ(ひょうたん)などのシンプルな鳴り物とチャント(詠唱)だけの伝統的なフラを競う日。2日目はAuana(アウアナ)といってバック・バンドが入っての現代的なスタイルのHula(ホテルなどで観光用に見るのはこっち)を競う。衣装もKahikoとAuanaではまったくもって違うし、素顔で踊るKahikoに比べ、Auanaでは美しいメークアップと髪飾りも特徴となる。「新しい試み」が得点につながるという珍しいルールが特徴のこのコンペでは、たくさんのチームが面白い試みの振り付けを見せて楽しませてくれた。
 


日本チームの踊り

 私の仲間「Halau Hula O Mele Ohana Na Hau'oli」チームは両日とも後半になっての登場となったが、迫力のあるKahikoと満点の笑顔で美しいAuanaを見せて、会場をたっぷり沸かせてくれた。踊るのってほんとに楽しい…ってHulaの原点に立つような踊りを見せて感激させてくれた。残念ながら入賞とはならなかったけれど、会場からの歓声だけでいうと入賞ものだった。Tonyのところにも「すごく感激したわ」って何人かのロコや観光客が声をかけていた。

 実はこの「Mokihana Festival」が来年の3月に日本でも開催されることになった。カウアイからも私のKumu Hulaのプナやネイセン、ドレックといった島を代表するKumuが来日して、Work shopが開催される予定。Hulaに興味のある人、この機会を絶対にお見逃しなく!
 


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