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スワップ・ミート

ミノリ・K・エバンズ

ボードをゲットした直後のアサコとボードの(元)持ち主

スワップ・ミートは毎月第一土曜にHanalei Surf Shopの前にて行われている
 ここ数ヶ月、我が家には立て続けに日本からの居候が滞在している。第一弾は9月中旬から12月初旬までの居候さとちゃん。それのあとに引き続く形で京都からサーフィンをしにやってきたトオルくんが現在、我が家に居候している。居候といっても、無料滞在の代わりに「我が家で労働」してもらうのが条件で、庭の手入れやら、入居から一年経ってソロソロ手入れが必要になってきたあちらこちらを補修したりと何かと大助かりなのだ。

 少し前の話になるけれど、こちらに来てからサーフィンを始めたさとちゃんとサーフィンをしにカウアイへ来たトオルくん、そして
Warren(うちのダンナさんです)と私でサーフ・ボードのスワップ・ミートに出かけた。このスワップ・ミート、毎月の第一土曜に、島の北側ハナレイの町にあるサーフ・ショップ「Hanalei Surf」の前で行われている。スワップ・ミートのある日は、サーフ・ボードを売りたい人と買いたい人がこの店の前に集まってくる。時間は9時から1時まで。行く日によって出ているボードも違えば、その数も違う。掘り出しものや、自分の欲しいボードが見つかるかどうかはその日の運次第ということになるけれど、ラッキーなら店頭で売られている価格1/2以下で、程度も悪くない中古ボードが買えてしまったりする。4人でぶらりとのぞいたこの日は、ソロソロ大波の来るサーフ・シーズンに突入という時期でもあったせいか、いつもより沢山のボードが売りに出され、たくさんの人がのぞきに訪れていた。隣の家のC.J.(シー・ジェイ)やトモダチのアサコ、Warrenの仕事仲間など、訪れてきた人の中には知った顔もちらほら見える。「なんだ、来てたの?」なんて話をしながら、ボードを見てまわる。


Hanalei Surf Shopではサーフボード、ブギボードのレンタルも行っている

丹念に売りに出されているボードをチェック
 この日、Warrenと私はひやかし半分で、さとちゃんとトオルくんはけっこう真剣にボードを求めてやってきていたのだけれど、残念ながら二人にとっては掘り出しものがなかったようだ。「仕方ないから店頭でボードを見てくる」とトオルくんがサーフ・ショップに入っていくそばを、3本のサーフ・ボードをゲットしたC.J.がそれを車に積みに歩いていくのが見える。そのそばで私はアサコと一緒にボードの価格交渉中で、「もう少し安くしてっ!」「無理だよ、これ以上。店頭に行って価格を確認してきてみなよ、どれだけ安くしているか分かるから」なんてやり取りをしていた。けっきょく、アサコは未使用で軽いキズが一カ所あるだけの新品同様のボードを300ドルで手に入れた。ちなみにまったく同じものがサーフ・ショップで売られていたのだけれど店頭価格は800ドル近く。「車の中から財布取ってくる〜」と去っていく足元がルンルンと音がしそうなくらい軽かったのも無理はないのだ。


「これ!」と決まったら、価格交渉だ

スワップ・ミートは9時から。芝生の上にさまざまなボードが並ぶ
 その後、近くのハンバーガー屋でお昼ゴハンをパクついた我々とアサコを交えた5人はハナレイ・ビーチへ行った。ところで、この日お気に入りのボードをスワップ・ミートでゲットできなかったトオルくんは、結局サーフ・ショップで新品のロング・ボードを700ドルで購入した。住人なら次のスワップ・ミートを待ったり、中古ボードをねばり強く捜してみることもできるかもしれないけれど、彼には3ヶ月間しか、ここでサーフィンをできる時間がない。価格のことは言ってられない、がんがんサーフィンできる方を選んだというわけだ。そして、サーファーにとって1月のハワイはまさにベスト・シーズンでもある。でもこれには後日談がある。12月初旬から1月中旬まで久しぶりの日本への里帰りをしてきた私が我が家へ帰って見たのは、ばっくりとふたつに割れたトオルくんのサーフ・ボードだった。「これ、何回くらい使ったの?」と聞くと「二週間くらいかな〜」とトオルくん。「高い買い物だったねぇ」と私。以来、彼は中古ボードのみを購入しているようだ。日本から来てサーフボードを購入して帰られる方も多いようだけれど、時期があえばこういったスワップ・ミートなどをのぞいてみるのもいいかもしれませんね。引き続いて、次回はスワップ・ミートが行われているハナレイの町について、お届けする予定です!

 


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