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カパア・タウンをホロホロする その２
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ミノリ・Ｋ・エバンズ |
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ハイウエイ沿い右側にあるレストラン「ONO Family Restaurant」（オノ・ファミリー・レストラン）から、「Kapaa beach Park」（カパア・ビーチ・パーク）までの一画で、よく言えば雰囲気のある、別の言い方をすれば少しひなびた雰囲気のお店が軒を連ねるコンパクトな一画だと、前回紹介したカパアの町。ひさしぶりに雨が上がって、青空の広がった平日の午後、ひさしぶりにここをホロホロしてみた。時々、何かのついでに車を停めて降り立つことがあるけれど、そういう時にのぞくお店はだいたい決まっていて、そのひとつが前回紹介した「South China Sea TradingCompany」（サウス・チャイナ・シー トレーディング・カンパニー）、そして「Island Hemp & Company」（アイランド・ヘンプ アンド カンパニー）。
お店の名が示す通り、自然素材からできた衣類を中心に、ヘンプ素材の小物やアクセサリー、置物などを扱っているお店である。輸入品はほとんどがバリからで、そのほかはカウアイで作られたもの。観光客よりもここの住人の来店が多いそうだ。道を渡ったところに軒を連ねる数件のオーガニック・カフェに集う人々らによく利用されているのだと思う。カウアイに移住してからは、年中、Ｔシャツやタンクトップにショーツやスエットパンツ、足元はビーチサンダルという生活で（もっとも、大阪に暮らしている時からそんな感じの私ではありましたが）めっきり、衣類を買う機会もなくなってしまった私だけれど、時折はこういうお店で衣類やサンダルを物色してみたりする。ハワイは気候もよくて、日中は気温が高いこともあり、天然素材の衣類が肌に気持ちがいい。「Island Hemp & Company」にはニットのタンクトップやワンピースなど、天然素材で手作り感たっぷりの衣類や、貝やビーズで装飾をほどこした可愛らしいサンダル、帽子やベルトなどが並んでいて、ホロホロ・ショッピングをしていて楽しい一軒である。また、ヘンプ素材の財布や小物入れなどもシンプルなデザインで使い勝手の良いものが並んでいて、時々、日本へのお土産にそれらを購入することもある。
| 「Island Hemp」の隣はメキシカン・レストラン |
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「Island Hemp & Company」と数件をはさんで軒を並べているのが「Olympic Cafe」（オリンピック・カフェ）。通りに面してオープン・スペースになっているお店で、外からの風を受けつつ、お茶や食事ができる。もっとも、通りはハイウエイなので、海が眺められてゆったりした雰囲気とはまったく違うけれど、何というか、カジュアルで気取らない、暮らしの中にあるカフェといった雰囲気が私は気に入っている。時折、トモダチのジェシカとここにきて、日本人を両親に持つ、日系アメリカ人の彼女とお茶やランチを取りながら、英語の勉強につきあってもらったりしている。ちなみに朝６時から12時までがブレックファスト・タイム、11時から２時がランチ・タイムでそれ以降の営業はなし。メニューの中には、オーガニック・メニューも ちらほら並んでいる。いつもお店で笑顔で接客してくれるサンドラにオススメ・メニューを聞くと、人気が高いのは、ブレックファストではFast Spinach Scramble、ランチではFish Taco・Tostada Salad・Tropical Salad・Kalua Pig Sandwichかしら、と教えてくれた。そして、Wraps（ラップ類）も大人気だそうだ。私のお気に入りは「Tropical Salad」（トロピカル・サラダ ＄10.50）。た〜っぷりのフレッシュなオーガニック野菜の上にふんわりと焼かれたハーブ・チキン、アボカド、きゅうり、トマト、マカデミア・ナッツなどなどがのっている一品。サラダといっても、軽く二食分はあるほどの量なので、注文の際にはご注意を。私もジェシカもいつも半分はボックスに入れて（頼めば、持ち帰り用のボックスをもらえます）持ち帰る。ハーブ・ティや、スムージー類もあり。
以前にも紹介したことがあるけれど、このカフェをはさんで反対側には、「Blossoming Lotus Cafe」（ブロッサミング・ロータス・カフェ）「JAVA Cafe」（ジャワ・カフェ）「Mermaid Cafe」（マーメイド・カフェ）が軒を連ねていて、「Blossoming Lotus Cafe」と「Mermaid Cafe」はオーガニック・カフェ。いつも多くの人で賑わっている一帯だ。さて、もう少しホロホロしてみようっかな。（次号へ続く）
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