前回はコンピュータの故障によりお休みをしてしまいました。「楽しみにしているので、早くコンピュータが直るといいですね」なんていう優しいメールをいくつかいただきました。ほんとにありがとうございます。ああやってもこうやってもコンピュータがうまく動いてくれなくて、いよいよダメかなぁと思い始めた時に「今回は無理みたいでぇ〜す」なんて脳天気に編集部の方に連絡をしました。すると「ダメダメ、楽しみにしてくれている人がたくさんいるんだから、そんなに軽くあきらめないで原稿を入れるように」と言われました。私の原稿を楽しみにしてくれている人なんてほんとにいるのか...と疑問ながらも、それ以降もあれこれと電話で指導を受けつつガンバリましたが、とうとう間に合いませんでした。ごめんなさい。
というわけで、新しいコンピュータを購入。セットアップは自慢じゃないけれど自分では絶対にできないので、たまたま取材でカウアイに来られていたこのサイトの某案内人氏に全面的にやっていただきました。忙しい取材スケジュールの合間を縫っての作業で、終了したのは早朝5時。にわとりと牛の鳴き声が聞こえていました。ほんとうにありがたいことです。そのおかげで、今回はなんとかカウアイ日記を復活できました。新しいコンピュータは驚きの速さと快適さです。パコ(愛犬)に同意を求めてみましたが、もちろん何の返事もしてくれませんでした。
私のHulaシスターでもあるKay
Snow-Davis |
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さて、もう2ヶ月ほど前のことになるけれど、「占星術」を受けに行ってきた。私のフラ・シスターズ(フラを一緒に習っている仲間)にはさまざまな職業、あるいはライフワークを持っている人がいるとお伝えしたことがあると思うけれど、今回の「占星術」もそのフラ・シスターズのひとり、Kay(ケイ)によるものである。彼女のリーディングを受けた友人知人から、「Kayのリーディングはとても分かりやすいし、おもしろい(興味深い)よ」と言われて、以前から興味は持っていた。そう思ってはいたものの「占星術」というものに詳しくない私は、なんか星占いの本格的なものかな、くらいに思っていた。本来、私は占いの類いにはあまり興味のないタイプである。あまり興味はないけれど、雑誌やテレビなんかで「“今日の”“今月の”運勢」なんていうのがあると、一応目を通してはみる程度には興味がある。私は9月生まれの乙女座で、「今日の1位は乙女座で〜す!」なんて言われると、ヤッタ!と思い、「今日のワースト1位はごめんなさい、乙女座のあなたです」などと言われると、謝られてもなぁ、朝から気分悪いなぁ、見なかったことにしようと思う。そんな程度。そんなことを言っていると「彼女のやっているのはそういう占いとは違うわよ」と笑われた。それでもなかなか機会が訪れてこなかったのだけれど、Kayとフラで会って何かの話をしている時に「Astrology」のことを聞くと、「いつでもいらっしゃい」と言ってくれて、ほいほいと出かけてきた。
あらかじめ「バースチャート(Birth Chart)」を作っておきたいからと、生年月日・出生時間・出生場所を書いたメモを彼女に渡した。出生時間などは知らなかったので、大阪の実家の母に電話を入れて聞いたところ、即答されて少し驚いた。母親ってそんなことを即答できるのかと思ったのだ。
さて当日、指定時間にKayの家に行くと、通訳をしてくれるTakakoさんが来てくれていて、Kayが美味しい“ジンジャーティ”を作って待っていてくれた。Takakoさんはカウアイ在住の日本人で、Kayとはライフワークやビジネス上でのパートナーである。「Astrology」のリーディングには専門用語がたくさん出てくることもあって、わざわざお手伝いに来てくださったのだ。
テーブルにつくとさっそく「My Birth Chart」が広げられていた。それは白い紙の上に書かれたサークル(丸)で、大きなサークルの中に小さなサークルがもうひとつ。その周りにちょうど縦横十字にラインが入っている。十字のラインで区切られた「4つ」のエリアの中は、さらに点線で3つに区切られている。そして、それぞれのエリアにさまざまな惑星のマークが入っている。「さあ、始めましょう」とKay。ちょっとドキドキわくわくの私。
これが私のバースチャート。右は「Wheel Of Life」
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「さて、目の前にあるチャートなんだけれど、これはあなたの魂の地図のようなものなの」とリーディングが始まった。う〜ん、たしかに「今週の第1位は乙女座で〜す」とは、まったく違うもののようである。あらかじめ渡しておいた私の「バース・インフォメーション」がチャートに配置されてあり、それは私が生まれた日、時間、場所、その瞬間の星の配置である。Kayがチャートの読み方を説明してくれる。まずチャートを左右に割り、左右のどちら側に惑星が集中しているかで「魂の目的」を読む。「魂の目的」という表現に違和感のある方もいるかもしれないが、これは“漫才師になるために生まれてきたんだねぇ”とか“人を癒すために生まれてきたような人だね”というような、それぞれの人が持って生まれてきた役割りのことと私は理解している。次にサークルを上下に割る。上が社会や公共の場で起こる出来事から各自が学ぶこと、下は各自の内なる心の中で感じ考えていることを表すという。
次にFire(火)、Earth(地球)、Air(空気)、Water(水)という4つの要素について。私がそれぞれの要素に持っているエネルギーの量が記入されている。FireとAirのエネルギーが一緒に働き合い、Fireはその人の行動力を、Airは思考力を表すという。そして、EarthとWaterが一緒に働き合い、こちらは感情や感受性、受容力といったものを表す。ちなみに私の場合は、EarthとWaterの要素を表す数が圧倒的に多かったので、感情や感受性のエネルギーが、行動力・思考力を上回っているというわけだ。
(次回に続く)
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