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明けましておめでとうございま〜す！ 「カウアイ日記」を読んでくださっている皆さん、今年もどうぞよろしくお願いします。いやはや、今年も明けましたね。暦の上で言えば、新しい年を迎えるのは「当たり前」のことだけれど、でも、やっぱり新しい年を無事に迎えられるというのは、いろんな意味でとても恵まれていること。感謝したいなぁと、毎年、そんな風に思います。
さて、私は新しいことの始まりが大好きである。新しい年が明けること、新しい一日が始まること、それから新しい何かを始めること、新しい世界、それから人との出会い。そこには、ゼロから何かを積み上げていくんだなっていうワクワク感が盛り盛りで、訳もなく、いつも人知れず盛り上がっている自分がいたりする。去る12月22日にフラの「冬至の儀式」が例年通り、行なわれた。ご存知の人も多いかと思うのだけれど、ハワイアンの人々は太古の時代から、「星」と密接に関わり、生きて来た。HULA-HUNA-LUAと、ハワイ文化を支える３つの要素はそれぞれ、やはり星と密接につながりながら、今も存在している。フラで言うと、さまざまな行事が星の動き、とくに「昴」（Makāli‘i）と関連して行なわれる。「昴」が空のどの位置に来る時に、この儀式....そんな風に「昴」の動きを追いながら、各島での儀式は進行をしていくそうだ。そんなわけで、フラにとっての年末年始は「冬至の儀式」である。今年の締めくくり、それから新しい年への祝福の儀式。儀式は、夕方6時から翌朝6時まで、12時間を通して行なわれる。「昴」がちょうど頭上に来る真夜中あたりにチャンティングをはじめ、踊る。冬の澄んだ満天の星空の下で、2007年に経験したさまざまな時間に感謝をして踊る。それから新しい年への期待を込めて、踊る。夜明けの時間、太陽が昇る頃にまた踊って、新しく昇った太陽に感謝をして、儀式は終了する。...そんなわけで、この数年間は、この儀式が終わると、気分的には「年末年始」を終えた気分になっている私である。
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とはいえ、暦の上ではその一週間後に、年末年始はやってくる。引っ越してきた当時は、まだ気合いを入れていたというか、日本でのお正月の習慣を忘れてしまうことを恐れていたのか、「おせち料理」というものをきちんと作っていた記憶がある。それがここ数年は、「ま、いっか」という気分の方が大きくなって、日本式お正月からは遠ざかっていたのだ。ところが、たまたま今年は年末年始が、週末にかかっていたこともあって、ウォーレン（ダンナさんです）の仕事が休み。じゃぁ、年始の買い物に行こう、いつもより念入りに掃除でもしてみようとやっているうちに、お雑煮の材料を買い込んだりして、意に反して、日本色の濃いお正月となった。それでもさすがに「おせち料理はいらないかなぁ」と思っていたところ、フラシスの美代子さんから、何とも嬉しい「おせち料理」の差し入れがあった。電話で「おせち作ってみたんだけれど、いる？」と聞かれ、すかさず、「キャイ〜ン、いりますとも〜！」と即答した私。お正月に予想に反して「おせち料理」が、しかも誰かが作ってくれた「おせち料理」が届けられるなんて、いやはや、今年も初めから、なんてシアワセな私たちなのだろう、と思ってしまった。というわけで元旦は、昼前にヌボっと起きて、お雑煮で新年を迎え、フラシスの作ってくれた心温まる「おせち料理」で、元旦を終えたエヴァンス家であったのだ。最初に、私は新しいことが始まるのが大好きだと書いたけれど、さっそく「カヌー」のレッスンという新しい日課が私の暮らしに加わった。クム・フラ（フラの先生）がアウトリガー・カヌーのコーチでもあるので、フラのレッスンの一環として取り入れたのだ。週2回のフラと、週3回のカヌー。今年の終わりには、振り袖腕とおさらばして、多少はマッチョな私になっていますように。
| ついでに、Xmasギフトを自分で開ける天才犬（!?）パコ |
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というようなことを書いている私は、ただいまオアフから戻ったばかり。ここのところはオアフに行く度に、エアコン（カウアイでの暮らしではエアコンと無縁のため、どんどんエアコンへの免疫力がなくなっていくようです）にやられて、グスグスと鼻をすすりつつ、戻ってくる私。フラとカヌーで体力つけて、風邪を寄せつけない身体づくりに励みたい2008年。みなさんもどうか、健康で、笑顔いっぱいの日々をお過ごしください。
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