【ハワイとの出会いについて教えてください】
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ハワイ島ハプナビーチ |
9年ほど前に行った新婚旅行が初海外にして初ハワイでした。以前から南の島への憧れがありましたし、当時はちょうど海外挙式の人気が高まっていて私達もそれに便乗しようと考えていたので、行き先はすんなりハワイに決まりました。その時にはただ漠然と「ハワイは暖かいし安全そうだし、楽しそう。」程度にしか思っていなかったのですが、行ってみてビックリ!初海外というのも手伝って全てがとても新鮮でした。海の色から山の景観、道路標識から行き交う人々の表情に至るまで、目に飛び込んできたもの全てが輝いて見えます。まるで自分が好奇心旺盛な子供に戻ったかのようでした。とりわけ、ワイキキビーチの青さには感激しました。"真っ白い砂"というシチュエーションだけでもワクワクするというのに、ワイキキの海の青さといったら「この海の色を表現するには何種類のブルーが必要なんだろう」と思うほどの美しさなんですから。それに加えてなんとも言えないのんびりした時間の流れと雰囲気。そんなわけで、あっと言う間にハワイに夢中になっていました。それ以来、毎年ハワイを訪れることが我が家の行事のひとつになっています。
【ハワイの自然に興味を持たれたきっかけを教えてください。】
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風の音しか聞こえない異空間(ハワイ島キラウエア・カルデラ) |
オアフ島に何度か訪れた後の97年、今度は違う島に行ってみようということになり、初めてハワイ島に行きました。コナの空港に降り立った時の感想は「わぁ〜、何にもない!」でしたね。近代的なビルが立ち並ぶホノルルの風景とは全く異なる世界で、本当のハワイの姿を垣間見たような気がしました。その日のうちにボルケーノに移動したのですが、今思えばボルケーノで見た景色こそが、ハワイの自然に目を向けるきっかけになったのではないかと思います。クレーターの巨大さ、鈍く黒光りしながらどこまでも続く溶岩原、海岸線に灼熱の溶岩が水蒸気を吹き上げながら流れ込み、新しく大地を創造していく姿・・・。全てに圧倒されました。その帰り道にボルケーノのビジターセンターに寄ってみると、トレイル用の地図が用意されており歩くことが出来るというではありませんか。「次に来た時には絶対歩いてみよう!ハワイじゃなければ出来ないことをやってみよう!」と強く思いました。それ以降、旅行の目的が"自然と遊ぶ"という方向へ転換していったのです。
【特にカウアイ島とハワイ島に興味を持たれた理由についてお聞かせください】
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まるで太古の世界に来たかのよう(カウアイ島ナパリコースト) |
ある雑誌でハワイのネイバーを紹介する特集があり、カウアイ島の"ナパリコースト"とハワイ島の"ボルケーノ"の写真が掲載されていたのを見たのがきっかけです。ハワイにこんな豊かな自然があるとは考えもしなかった私は、とにかく目が釘付けになりました。また、それは"買い物天国ハワイ"のイメージを払拭する強烈なものでした。実際に訪れてみると、同じハワイ諸島なのに全く違う性格を持っていることにも驚かされました。ハワイ島は"果てしない"という言葉がピッタリな荒涼とした溶岩大地で、一方カウアイ島は緑溢れる庭園の島。どちらの島も訪れれば訪れるほど、そこに営まれる自然の多彩な表情をもっと見てみたいという気持ちにさせてしまう不思議な力を持っていました。
ここ最近は特にカウアイ島がお気に入りで、初めて訪れた時から感じたしっとりした居心地の良さは忘れることが出来ません。実際に自分の目に映ったハワイ島・カウアイ島の壮大な景色は、それまでの旅行スタイルをも変えるほどの威力がありましたし、この先新しく出会う景色からもきっとパワーを貰えることでしょう。この2つの島にはそんな力が秘められていると思います。
【「あろは村」のホームページを立ち上げられた経緯を教えてください】
最初のきっかけは主人の転勤でした。それまで働いていた会社を辞め専業主婦になった私は急に暇になってしまって、何か時間をかけて楽しめることがないか探しました。そこで思いついたのがホームページ作り。ハワイの旅行日記でも書いてみようかなと。このようにたいした理由もなく始めてしまったホームページですから、最初は内容も乏しくページを作るにしても困難なことばかりでした。最近になってやっと自分のカラーで少し形あるものに出来てきたような気がします。また、家族生活がハワイと共に始まった我が家ですので"あろは村"は家族史の一部といえるかもしれません。
【ハワイでのハイキング・トレッキングやカヤックの魅力を教えてください】
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美しいケエビーチを見下ろす(カウアイ島カララウトレイル) |
やはり一番の魅力はハワイ独特の環境が造りだす変化に富んだ美しい景色ではないでしょうか。海を見ながら歩くコースはそれだけで楽しい気分にさせてくれますし、噴火口を歩けばまるで月面に来てしまったかのような錯覚に陥るほどの異空間が広がっています。しかもその多くは手を伸ばせばすぐ届くところにあるのです。車を停めてたった10分踏み入るだけでも自然の中にす〜っと溶け込んでいける感じがします。それが有名なトレイルでなく、宿泊したコンドミニアムからビーチに下りていく小道だったとしてもです。
カヤックの場合も同じで、流れに逆らわずプカプカ浮きながら川面を眺めていると何だかほっとします。そんな終始リラックスして遊べる川もあれば、冒険心を掻き立てられるような川もあり、熱帯魚と珊瑚の世界を堪能できる海もある・・・特別な気合いを入れなくても、気分や体力に応じて気軽に「やってみようかな」という気持ちになれるところがいいですね。
【「あろは村」ホームページで赤ちゃんとハワイ旅行をされた際の話題を掲載されていますが、これから赤ちゃんと旅行される方に、何かアドバイスがありましたら教えてください】
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ビーチはゴミもなく、快適に遊ばせられます(カウアイ島プウポアビーチ) |
私もまだ一度しか経験していませんので偉そうなことは言えないのですが、まずは無理な計画を立てずに子供のペースを守ってのんびり行動することかなと思います。我が家の旅行日程は毎日1つの予定だけを入れるといったのんびり型でしたが1日だけハードスケージュールになってしまい、案の定、子供が体調を崩してしまいました。病院には行かずにすぐに良くなったので幸いでしたが・・・。
また、スーパーは冷房が効きすぎていて寒いことが多いです。外気温との温度差がかなりあるので上着が必需品でした。また、大型スーパーでは調味料などを含めて日本食も多く手に入ります。キッチン付きのコンドミニアムならば、食べ慣れた味の離乳食を作ることができるので安心かもしれませんね。
【今後「あろは村」のホームページで取り上げたいテーマや話題がありましたら教えてください】
子供が少し大きくなってきたので、次回の旅行では親子で楽しめるハイキングコースや遊び場所を見つけて紹介したいです。子供の年齢によって興味の対象や遊び方も変わってきますから、年々内容を増やして分かりやすいようにまとめていけたらいいなと思います。それから、コラムとして失敗談等も載せたいと考えております。私を含め、私の周りの人はどうも失敗が多いのです。ほとんどが笑い話なので、この際みなさんにも笑ってもらおうかなと。「もう繰り返さないぞ!」と自分への戒めにもなりますしね。
【その他、ハワイの自然・文化・歴史に関して興味をお持ちの分野がございましたら教えてください】
親子フラ教室みたいなものがあれば参加してみたいです。元来フラの持つ意味はとても厳かなものだと思います。かといって本格的な教室だと尻込みしてしまいそうなので、子供(男の子ですが)と一緒に楽しみながら歴史や文化にも少し触れられるようなサークルが身近にあったらいいなと思っています。ハワイに行くとショッピングセンターにあるステージやホテルの中庭などで時々フラ・ショーを見かけますが、あの優雅で繊細な動きに憧れてしまいます。
【ホームページで、アピールされたい事がございましたら、どうぞ】
これからは一層ファミリー色が強くなっていくと思いますが、引き続き"ハワイの自然といっぱい遊ぼう!"をテーマにして頑張っていこうと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします!
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