いよいよ2008年が始まりました!「今年最初の旅はハワイへ!」と寒い日本を飛び出して、冬休みにハワイに行かれた方もいらっしゃるかもしれません。新年ということで気持ちも軽くなりますが、一方で昨年の疲れを持ち越していたり、のんびり過ごした冬休みから一気にペースを上げて仕事に復帰して心も体もストレスを抱えていたりしていませんか?コートやマフラーで体が重くなる冬の疲れは、なかなか取れないものです。そこで、今回は2回に渡り、スタッフお薦めのマッサージ、ハワイアン・ロミロミのサロン2軒をご紹介します!最近では、渡航先でのスパ巡りも新しい旅の楽しみ方として注目されています。どちらも日本にいながら本格的なロミロミを体験することができるサロンですので、皆さんもぜひ行ってみてくださいね!
Aloha Smile
東急東横線自由が丘駅から徒歩3分という便利な立地にある、Aloha Smileはとっても心地の良い空間です。“Aloha”のステンシルが施された白いサーフボードが目印のサロンのドアを開けると、セラピストの山村さんが笑顔で迎えてくれます。
以前はシステム・エンジニアとして会社勤めをされていた山村さんですが、3年ほど前に過労が原因で体調を崩されたそうです。「その頃はとても忙しかったのですが、ふと仕事があまり忙しくない時期があり、そこで自分の心と体のバランスが崩れている、と感じたんです。ちょうどその頃、フラを始めて1年くらいたっていたので以前訪れたハワイを思い出し、“ハワイに行こう!”と思い立って、旅に出たんです」と山村さん。「3泊5日の短い日程でしたが、B&Bに泊まりながら、山に登ったりダイビングを楽しんだり。ひたすらゆっくりして過ごしました。そうすると、体調も良くなってきたんです。急がない生活、自然の温かさを感じられる生活をしたいと、お世話になったB&Bのオーナーの方にお話したら、ロミロミのワークショップがあるから参加してみたら?と薦められた」とのこと。それまでは全くロミロミについて知らなかったそうですが、自分の求めているものが見つかるような気がして、その後2度に渡ってハワイに行き、計約2ヶ月半の長期滞在中にオアフ島での合宿ワークショップに参加されました。
セラピーを施術するお部屋はとても日当たりのいい心地よい空間 |
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ワークショップでは、クムからロミロミのテクニックだけでなく、20以上あるというハワイアン・バリューやハワイアン・ハーブについて学ばれました。「“ロミロミは心・体・精神(スピリット)を整える、まさに人生そのもの”と、私のクムが教えてくれました。ワークショップでまず最初に学んだのは、呼吸法なんですよ。ハワイ語の“ハ”は、神聖な息を意味しますが、自分の中の悪いものを全て出し切って良い“マナ”を吸い、それを施術するお客様に流し込む、というロミロミの基本からスタートしたんですよ」。
初めは、セラピストに転職するつもりがなく、自分自身の為に習得したいと思っていたロミロミですが、帰国後にそれまでお勤めだった会社を退職し、セラピストとして都内のリラクゼーションサロンにお勤めされたそうです。その後、2006年12月に、ご友人の紹介で現在の自由が丘にサロンをオープンされました。初めは施術用のベッドしか持っていなかったそうですが、お友達の助けもあり、次々に必要なものが集まっていったそう。フラとの出会いも、「夜中に眠れなくてなんとなく見ていた深夜番組でフラの特集を放送していたのですが、見ていると自然と涙が止まらないくらい感動してしまったんです。その後ネットなどで番組に登場したハラウを探したのですが、全く見つからず、1年後くらいにたまたま見た雑誌に出ていてびっくり!まさに運命的な出会いでした」と、次々に起こる出会いに導かれるようにここまで来られたそうです。
転機のたびに何かに導かれるようにフラやロミロミに出会われました |
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メニューのロミロミは60分から120分まで選べ、オプションとしてリフレクソロジーや温かい石を体に置くポハク(ホット・ストーン)を付けることもできます。トリートメントに使われるストーンは、マウイ島で採取された玄武岩の成分が含まれた滑らかな石です。この石はもともと薄い黒ですが、オイルを吸収して使い込むほどに黒くつやつやに光沢を増すそうです。お話を聞いて驚いたのですが、このストーンもマッサージで使われると疲れてしまうので、サロンに置きっぱなしにせず、ご自宅に持ち帰り塩水で洗いクレンジングして休ませたり、満月や新月の夜に月光を浴びせたりするそうです! 山村さんお気に入りのオアフ島のお店、Lanikai Bath and Bodyで販売されているアロマ・オイルを使ったマッサージのほかにも、肌の弱い方やオイルが苦手な方は、ご希望でローションを使用することも可能です。全コースフットバス付なので、冬の間ブーツで疲れた足も癒してくれます。
今回私がお願いしたのは60分のロミロミ・コース。この日はとっても寒かったので、体を丸めてお店にお邪魔しました。そのためか、肩や背中はコリコリ。さらに、前日から右の肩甲骨あたりが痛んでいたので、施術前のカウンセリングの際にその旨をお伝えしました。まず、ソファーに座ってお茶をいただきながら、カウンセリング表に現在の健康状態を記入。その時の自分の状態に合った施術をしてもらうためにも、正直に気になるところをお話しするのがポイントです。カウンセリングの後は、ローブに着替えて、フットバスを楽しみます。このローブがフワフワですごく気持ちよくて最高でした! フットバスには香り高いラベンダーのエッセンシャル・オイルを加えられて、心地よい温度。山村さんのハワイアン・ブック・コレクションを読んでリラックスします。ここで私は絶対買おう!と思う素敵な本に出会いました。それもやはりハワイ好きの方がされているお店を訪れる楽しみですね。また、ロミロミで使うアロマ・オイルも、3種類の中から選べるのですが、私が今回選んだのはウッディな香りが素敵な「earth」というもの。まさに自分好みの香りだったので、迷うことなく選んでしまいました。
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フットバスで温まったあとは、ベッドにうつ伏せになり、いよいよロミロミの始まりです。Aloha Smileのベッドのヘッドレストの下には、珍しいアームレストがあり、そこに手を組んで置くと、とっても楽でリラックスすることができました。まず最初に山村さんの指導に合わせて、ブリージング(呼吸)を整えていきます。「ゆっくり鼻から息を吸って〜、(息を)口からゆっくり吐くときに悪いものが全部体から出て行きます」という合図の元、呼吸を何度か繰り返すと、本当に体の中がスッキリしたので驚きです。これが、先程おっしゃっていたハワイで習われた呼吸法なのですね。そして、ハワイ語のお祈りのあと、ヒップの辺りから体を解し、足の裏にホットストーンを置いて上半身をゆっくりとしたストロークで肩から腰にかけて揉みほぐしていきます。ロミロミはハワイ語で「揉みほぐす」という意味があります。ローカルフードのロミロミ・サーモンを思い出してしまいますが、「手から伝わる愛情」という意味もあるそうです。ロミロミの代表的な動きというと、やはり、腕(ひじから下)を使ったモーションですが、これが本当に気持ちよいんです! その他にも、石やロミ・スティックと呼ばれる棒を使ったマッサージもあるそうです。マッサージをしていくうちに山村さんの手も温まり、とっても丁寧に施術して下さるので、時を忘れてリラックスすることができました。やはり、気になっていた肩や背中は、揉むとゴリゴリしていたのでびっくり。その他にむくんだ脚もしっかりとマッサージしていただき、寝不足が続き疲れが溜まると腰痛がするのですが、腰もすっきりしました。アロマの香りが優しく体を包み、何度となく意識が遠のいてしまいました・・・全身をくまなくマッサージされ、最後にハワイ語のお祈りをしていただいて、トリートメントは終了です。施術後は、ハワイアン・ハーブのアイス・ティーとクッキーをいただき、山村さんから私の体の状態についてアドバイスをいただきました。自分ではまったく気づかなかったのですが、頭が凝っていて左脳の方が疲れていたそうです! その他にも、左右で筋肉のつき方が違う箇所など、それまでなんとも思っていなかった点をいくつ指摘していただき、新しい発見になりました。山村さんの笑顔と優しい物腰にも、とっても癒されるので、何度でも通いたくなってしまいますよ! サロンを訪れるお客さんも、フラをされている方が多いそうなので、レッスンで疲れた体を癒すのにも最適なサロンですね。自由が丘駅近くには、ハワイアン・フードのレストランもあるので、ロミロミの後に食事をするのにも良いでしょう。
ハーブティーをいただきながら、体の状態のアドバイスを受けます |
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Aloha Smile
最寄り駅:東急東横線綱島駅(徒歩12分)
バス-74系新羽駅行 グリーンサラウンドシティ下車2分
営業日:不定期
完全予約制/女性限定(男性は紹介制)
http://alohasmile.jimdo.com/
ご予約方法・メニューについてはHPをご覧ください
※記事は2008年のものです。現在は衛本さん(旧姓山村さん)は自由が丘から綱島に場所を変えて続けてらっしゃいます。
[2013年12月3日更新]
「ハワイアン・ロミロミ・サロン〜第2部」はAloha Gardenさんをご紹介します。お楽しみに! |