「イベント情報」でお伝えしていた通り、「ミノリのカウアイ日記」でおなじみのミノリさんたちのイベントが開催されました。彼女のクムであるプナ・カラマ・ドーソンさんがミュージシャンたちと来日し、フラとハワイアンミュージックのイベント&ワークショップを行いました。そのときの模様を、「特集」を担当しているエッセイストの近藤純夫と弊社スタッフがご紹介します。
2008年9月6日(土)のイベント
写真・文: 近藤純夫
この日、カウアイ島のクム・フラであるプナ・カラマ・ドーソンさんは、日本の教え子たちを一同に集め、鵠沼海岸の砂浜で一大フラ・イベントを開きました。当日はそれまでの長雨が信じられないほどの好天となり、青空のもとでたっぷりの陽射しを浴びながらフラが行われました。午前9時より、クムのチャントとメッセージによって開始され、その後、彼女のフラシスターであるサンディーさんほか、全国地のハーラウが集まり、2時間半にわたってそれぞれの修練の結果を披露しました。
会場となったサンセット広場からは青々とした海がよく見えました(写真:さやか) |
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2008年9月7日(日)のイベント
「PEACE PROJECT in Shonan, Japan 2008」
写真: 近藤純夫/文: クマ・さやか
アロカカワラ版「ミノリのカウアイ日記」でお馴染みのミノリさんから、9月7日(日)に江ノ島で「ピース・プロジェクト in 湘南、ジャパン2008」というイベントを開催するというお知らせをいただきました。ミノリさんのクムフラ、プナ・カラマ・ドーソンさんをはじめミュージシャンがカウアイ島から来日し、日本の生徒さんが集まると聞き、どんなイベントかと、楽しみに伺いました。
イベントの会場となったのは、江ノ島の海を一望できる、江ノ島展望台サンセット広場。この日はお日様がじりじりと照りつける、真夏を思わせる晴天でした。12時開場と同時にテラスは参加者で大賑わい! 皆さんそれぞれ、衣装に着替えて、お互い髪につけたお花をチェックしたり、写真を撮ったりとわくわくしながら準備されていました。イベントスタートは13時からとのことでしたが、ここはハワイタイムが流れているようで、13時を過ぎてもまだのんびりお茶をしているミュージシャンもいたりと、誰も急ぐ様子はなく、実際は14時スタートとなりました。まるでカウアイ島の空気がそっくりそのまま江ノ島に移ってきたかのような、ゆったりした時間が流れていました。開演を待つ皆さんの熱気が一段と増したところで、いよいよMCのミノリさんとともにクムフラ、プナさんが登場し、地元湘南のケイキフラでイベントがスタートしました。
スタッフとステージの脇に座りフラを踊るミノリさん(手前から2番目) |
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「フラを踊る人々、ハワイが大好きな人々、ハワイアンミュージックが大好きな人々が集まって、ハワイアン・スタイルでフラ&ハワイアンミュージックを楽しむイベント」だとミノリさんから聞いていたとおり、ハワイや日本のミュージシャンによる演奏が始まると会場のあちらこちらでダンスが始まりました。今回のイベントは最初の曲は決まっていますが、あとは知っている曲が流れたら、好きなように踊ってくださいとのこと、来場者はバンドの生演奏にあわせて思い思いにフラを楽しんでおられました。
ダンサーはケイキやワヒネ、クプナとさまざま。きっとハラウ、グループもそれぞれ違うと思われるのですがお互いを尊重するとてもよい雰囲気の中、ご家族連れの来場者も多く、お孫さんや奥様のフラを温かく見守っていらっしゃいました。
「誰かに見せるためのフラではなく、自分が心からフラを楽しむ」そんな事を思い出せてくれるイベントでした。そうそう、会場では懐かしいフラシスターのひとりに思いがけず出会いました。何年も会っていなかった友人ですが、茅ヶ崎のハラウで新しい仲間達と頑張っていると聞き、うれしくなりました。フラは何年も会わない時間も一瞬に縮めてしまうのですね。
来年もまた、湘南江ノ島で、多くの人がフラを通じてこの幸せな時間を共有できたらいいなと思えるイベントでした。
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