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白い祠にまつられた石たち |
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ホノルルのはずれの小さい町、ワヒアワに神聖な治癒石3体が一緒に祀られています。これらの石には、マナ(霊力)が宿っていて、触れば病気や怪我が治癒すると信じられています。伝説によると、カウアイ島から飛んできた二人のハワイアンの修道女の姉妹が、これらの石に神聖な治癒力を吹き込んだと言われています。これらの石を触る事で、今まで多くの人々が奇跡的な経験(ヒーリンング、ビジョン、夢と平和そして健康など)をしているそうです。
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ヒーリング・ストーン |
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向かって右側の一番大きな黒い石は、ハワイの神、 Lono(ロノ)と言われ
「Pohaku Ho’ola Kino」(身体に健康を与える石)と言われています。多くの人が、その石にそれぞれの願いを込めて触った為、今では黒光りしています。この三体の石は、町の道路沿い一段高くなった場所に、セメントの様なもので足元を固められ、大理石のお堂によって囲われ奉られています。普段はお堂の扉が閉じられていますが、扉ごしに見学する事ができます。今でも地元の方々からのお供え物が絶えず供えられ、大切に守られていることが感じられます。
もともと、これらヒーリング・ストーンは1927年以前は近くのクカニロコにあり、周辺のパイナップル畑の労働者たちが、偶然、これらの石が持つ奇跡的な治癒力を発見たしたそうです。それ以来、このうわさが広まって、人々がこの奇跡的な力を求めて殺到し、絶え間なく押し寄せ始めた為、クカニロコのバースストーンに危害を与える恐れから、ヒーリング・ストーンは現在の地ワヒアワに移されたとの事です。
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私たちの目の前に出現したダブルレインボー |
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クカニロコのバースストーンについては、この連載の “精霊が住む地「クカニロコ」
Kukaniloko” の回にご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
取材の折、このロノの石と言われている石に手をかざしただけで、腕全体に痺れるような気が走り、約半日間、腕が痺れで痛んでしまいました。多くの人の痛みからの救いの念が宿っているのでしょうか?くれぐれも面白半分に訪れたり、触ったりすることはやめましょう。
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観光局の看板が目印です |
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ちょうど取材を終え、空を見上げてみると、このヒーリングストーンの町で、とっても綺麗なダブルレインボーが観る事ができました。
ヒーリング・ストーンへは、ワイキキ方面からフリーウエイ「H2」を北に進み、「Exit8」でフリーウェイを降り、80号線「Kamehameha
Hwy」をノースショア方面に走ります。ワヒアワの町に入り、「California Ave」を左折し、住宅街を少し行ったところの右側の住宅の角にあります。ハワイ観光局のカメハメハ大王の看板がある、白い小さなほこらが目印です。
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