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クヒオビーチ |
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ワイキキビーチのダイアモンドヘッドサイドに広がるクヒオビーチの片隅、ワイキキ交番のすぐ隣りに置かれている数個の石、それが「魔法の石」です。
ハワイの伝説によると、これらの石には16世紀にタヒチから来たカパエマフ 、カハロア
、カプニそして、キノヒら4人のカフナによって、癒しのパワーが吹き込まれているそうです。4人のカフナたちの外見は、背が高く男らしい体格であったようですが、立ち居振る舞いはとても女性的であったと言われています。彼らはオアフ島の人々にヒーリング(癒しの)技術を教え、島を離れる際、これらの石に1ケ月以上もかけて治癒力と癒しのパワーを吹き込んでいったそうです。
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魔法の石 |
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「魔法の石」は、もともとワイキキの山側3キロ以上離れたカイムキ地区のワイアラエ通りにあったそうです。伝説によれば、人々は台車や動物を使わず、人力だけでワイキキまでの距離をたった一夜にして運んだと言われています。かつて湿地帯だったワイキキに、8トンもあると言うこれらの石をどのようにして運んだかは未だ謎ですが。。。
昔からワイキキは「癒しの場所」として知られていました。ワイキキには霊力「マナ」があるといわれ、偉大な祈祷師たちはここに住み治療したそうです。海につかり海草などを身体につけることで、病気を治療したと言われています。
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デューク・カハナモク像 |
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今でもこの「魔法の石」は、ビーチを含むワイキキ全体を癒しのエネルギーで包んでくれているそうです。近くにはサーファーの神様として有名なデューク・カハナモク像があります。
今回、この「パワー・オブ・ハワイ」を制作する事になりマナの溢れる場所を調べていくうちに、クヒオ・ビーチの「魔法の石」に出会いました。以前、何度かワイキキを訪れていましたので、この石の存在は知っていましたが、特に気にも留めていなかったので、まさか、マナが吹き込まれている石だったとは!このパワー・オブ・ハワイをご覧になっている方々の中にも、ビックリされた方も多いのではないでしょうか?!
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クヒオビーチのハイビスカス |
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今では、この「魔法の石」は柵に囲まれていて、直接触れる事は出来ない様になっています。ホノルルを訪れる観光客の方々の中には、これらの石の歴史を知らず、ビーチタオル等を乾かす為にひっかけていたりする方々もいらっしゃいますが、くれぐれも気をつけて下さいね。 |