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第5回「ライアン演習林の植物」 byアン
カワラ版の皆様、お久しぶりです。寒い中お元気でしょうか?

ダイアモンドヘッド(写真1)
 今年のハワイの冬は雨が多く、ダイアモンドヘッドが珍しくグリーンになっています。いつもはブラウンのダイアモンドヘッド。こんなにグリーンになるのは、何年ぶりのことでしょう。それほど今年は雨が多いのですね。(写真1) 特に雨の多いマノア地区に「ライアン演習林」という植物園があります。

ライアン演習林のサイン(写真2)
 (写真2)こちらは1918年に開園し、その後、1953年にハワイ大学の一部となりました。トロピカル植物、ハワイの原生植物、ティーリーフ、タロ、ヘリコニア、ジンジャーなど植物の宝庫となっています。約5,000種類以上の植物が194エーカーの土地(東京ドーム約17個分)に集まってるのですから、一大熱帯雨林です。 さて、この植物園で最も大きい植物は椰子の木の葉です。葉の端から端までは軽く2メートルはあるでしょう。(写真3) またティーリーフも長さが1.5メートルはあるようなジャンボサイズの葉がありました。まるでジュラシック・パークかガリバー旅行記か。。。自分が小さくなったような錯覚に陥ります。

大きな椰子の葉(写真3)
 この植物園まではザ・バスまたはレンタカーで行かれることをお薦めします。入場料は大人お一人$7です。ギフトショップで植物園の地図をもらって下さい。 地図の通り進んで行きますと、いろいろな植物を楽しめます。

エンジェルズ・トランペット(写真4)
 エンジェルズ・トランペットというお花があります。ラッパ状に花びらが開き、地面に向いて咲いているお花です。 (写真4) とても愛らしく名前の通りの花で、この植物園にも多く生息しています。私もエンジェルズ・トランペットでハワイアンキルトのデザインを作っています。 (写真5) 南アフリカでは長い歴史があり、薬としても使われていたようです。またミステリアスな花としてもあがめられていたようです。

私のエンジェル・トランペットのキルト(写真5)
 ここにはハワイアンキルトのデザインになるお花や葉がたくさんあります。見て素敵だと思った植物はすぐに写真に撮りましょう。 頭の中で覚えていよう!と思っていても、人の記憶ほど当てにならないものはありません。写真を見つめながらキルトのデザインをデッサンする作業はとても楽しいものです。 その際、必ず花とその葉の写真を撮りましょうね。そしてパターンを作り、実際に布を切り、ハワイアンキルトにすると、不思議な事に写真を撮った当時のあたりの匂いや、お天気、色などが鮮明に頭の中に浮かんできます。 とても不思議ですよ。このライアン演習林は雨が多いので、雨の匂いや鳥のさえずりさえも頭に浮かんできます。

インスピレーション・ポイント
(写真6)
 森林浴というのは本当に気持ちの良いものです。順路の途中に「インスピレーション・ポイント」というスポットがあります。(写真6)谷とお隣の山が見える景観スポットですね。こちらで息をたくさん吸い込んで深呼吸すると、肺の中から汚い息が吐き出され、森の緑の綺麗な空気が肺の中にしみ込む感じがします。

 ハワイのビーチもいいですが、時には緑のハワイも素敵だと思います。 ただし、蚊がかなり多いので、必ず行く前には虫除けスプレーをご利用下さいね。素敵な自分だけのオリジナルキルトパターンを作ってみるのも楽しいものです。


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