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カワラ版の皆様、お久しぶりです。寒いハワイからのレポートとなります。
と言ってもハワイは常夏。寒いと言ったら笑われるかもしれませんが、朝夕は20度を切ってしまうくらいの涼しさです。太陽の下はもちろん暑いのですが、日陰や朝夕は本当に寒い!と感じます。ハワイには山間部を除いて暖房はなく、家の中では毛布と靴下くらいしかありません。長年ハワイに住んでいると毛穴が開いてしまうのでしょうか。。。と前置きはこの程度で。。。今日はハワイにはなくてはならないパイナップルについてお話ししましょう。
パイナップルはハワイの代名詞ですが、その昔1930年代はパイナップルの最盛期でした。ワヒアワという土地が気候的に合っていたのと、鉄分が酸化したハワイの赤土が最適だったことで、当時ハワイのパイナップルは全世界の出荷量の2/3を誇っていました。パイナップルは初めの実がなるまで20ヶ月近くかかり、2つ目の実がなるまでに14〜15ヶ月かかるそうです。今ではもう姿を消しましたが、当時はワヒアワのパイナップル畑からホノルル港に続くオアフ鉄道もあったほどなんですって。
どれだけたくさんのパイナップルが生産されていたか想像つきますよね?皆さんも味わっていただいておわかりだと思いますが、ハワイの土で熟れたパイナップルは本当に甘酸っぱくおいしいです。やはりハワイアンキルトでもハワイの代名詞であるパイナップルはモチーフの一つとして欠かせません。ハワイアンキルトをやってる人は必ずいつかパイナップルに挑戦しますからね。パイナップルのブツブツ感を出すためにブツブツのところは大きめの玉留めを飾りキルトすることが多いようです。
ノースショアに行くまでの道はパイナップル畑の中を通ります。途中、ちょうどのどが渇いたかしら?という場所にドール・プランテーションがあります。ドールのお土産屋さんってとこですが、ここの敷地内にプランテーション・ガーデンがあるのです。小さな植物園と言ったところでしょうか。前回お話ししたマノアの山の中と違い、小さなお子さん連れでも楽しめるガーデンです。ティリーフ、ハイビスカス、ノースショアの農産物のコーナーもあり、そこにはパパイヤ、ライチー、マンゴ、ランプータン、チューブローズ、カカオなども見られます。その横にはパイナップル・エクスプレスという列車も走っています。観光客の人オンリーかしら?と思っていた私も、かなり気に入ってしまいました。こんな風にゆっくりパイナップル畑の中を見たことはあったかしら?と思うくらいです。
ゆっくり揺られる20分の列車の旅は、いろいろ感慨に浸る旅となりました。(笑)そして昔見た「ピクチャー・ブライド(写真花嫁)」を思い出してしました。そうです。そうなると日系移民の歴史に繋がるわけですからね。私のお友達のおばあちゃまもそうだと聞いています。ハワイに存在するおもしろい日本語か英語か何語かわからない言葉はここから生まれたものも多いのですよね。そんなことすら考え始めてしまった楽しい一時でした。
アンティーレイからいただいたパイナップルのキルト(作りかけ) |
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などなど考えながら、パイナップルのモチーフのハワイアンキルトを作るのも違う味があります。皆様もワヒアワのパイナップルを見に行ったら、パイナップルのキルトを是非始めて下さい。そしてその光景を頭に浮かべながら、ちくちくキルトしてみて下さい。ほ〜ら。あのパイナップルと青い空と青い海が想像できるでしょ?ハワイアンキルトをするってことは想像をふくらます能力が発達するってことに繋がるのかしら??
Dole Plantation ( ドールプランテーション)
64-1550 Kamehameha Highway
営業時間:9時〜17時30分
電話:(808)621-8408
www.dole-plantation.com
料金:
パイナップル・エクスプレス 大人$7.50 子供$5.50
プランテーション・ガーデン・ツアー 大人$3.50 子供$2.50
この2つのコンビネーションツアー 大人$9.00 子供$7.00
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