カワラ版の読者の皆様、夏休み真っ盛りの8月、お元気ですか? 夏休みしていますか?
私は家族でウエストコーストに行って来ました。カリフォルニアの夏は湿気がなく本当に暑いです。思いっきり顔以外は日焼けしてしまったようです。今年はディズニーランドの開業50周年ということで、大にぎわいです。ハリウッド、ビバリーヒルズ、サンタモニカ、ニューポートビーチ、マジックマウンテン、サンディエゴのシーワールドと行きまくりました。
キルトの題材になるような植物を探そうとか、キルトのお店を探して回ろうとか、旅行前には、いろいろ考えてはいたのですが、テーマパークは1日15時間労働です。私の行きたい場所に行けるわけはありませんよね(笑)。皆さんもお子さんに振り回されている夏休みではないでしょうか?
ということで、今回はあまりハワイアンキルトのお話ができなくてごめんなさい。旅の間、私はただひたすら、作りかけのキルトを作っていました。空港にもホテルにも、もちろん持ち歩き、時間があればちくちくと縫っていました。どこにいても、「素敵な作品ね。これはキルトかしら?
なんと言うキルトなの?」と聞かれました。そのたびに、手を止めて、お話しないといけないので、あまり進まず。。。(たまには隠れてゆっくり邪魔なしでキルトがしたい、と思ったりもしましたが。。)そのかわり、キルトを習いたいという人もいたので、持ち歩いている名刺をいろいろな方々に差し上げました。みんなハワイに来てくれるのかしら?
アメリカ人のご婦人方はとても人を褒める事がお上手です。その上ご自分のお話が始まってしまうので、聞き役になることが多いですが。こういう会話も楽しめるのが、やはりメインランドですよね。ハワイはアメリカ合衆国の1州ですが、メインランドとはやはり文化的にも歴史的にも別の国としか思えないような事が多々あります。不思議ですね。メインランドでハワイの人と会うと一種異様に、仲間意識が強くなったりします。
とメインランドの話が長くなってしまいましたが、日本からのお客様もたくさんハワイにいらっしゃいました。私のキルトレッスンを受けに来られた方もいらっしゃいます。レッスンで思いっきりハワイアンキルトにハマった方々が多かったです。嬉しい事ですよね。私のレッスンではもちろん、ハワイアンキルトの基本的なお話や、技術的なこつなどもお話しますが、ハワイでの見所やキルトに関する植物や花の話、おいしいレストランやお気に入りのお店等、ハワイに関してのいろいろな話をするようにしています。少しでもハワイの事を知っていただきたいし、短い滞在をエンジョイしていただきたいという気持ちがありますので、会話も弾みます。ハワイアンキルトの思い出を大切な夏の思い出にしていただきたいと思っています。
アン工房のスタッフも夏休みをハワイで過ごしました。寄って集まるとキルトの話ばっかり。本当に楽しい会話です。製作中のキルト、色のコーディネーション、新しいパターン、今後の活動、キルトレッスンのこと、植物のこと、ハワイのことなど、話は尽きません。みんなで集まってバーベキューをしました。このときには珍しいパンノキ(ウル)もグリルの上で焼いてみました。ウルは焼くとほくほくとし、味はサツマイモのような栗のようなほんのり甘い、素朴な味がします。今までウルのキルトは何種類も作っている仲間が一番感動した瞬間でした。このようなハワイでしか体験できない楽しい出来事を、たくさん思い出として日本に持ち帰ってもらえると、嬉しいですよね。ハワイと日本のプチ親善大使になったような気分でした。
そして雑誌の取材も受けました。少しづつハワイアンキルトが日本の皆さんの間に浸透していくように、キルト親善大使、がんばります。
アン
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