皆様、アローハ!
日本ではゴールデン・ウィークも終わり、夏までもう少しの季節になりましたね。ゴールデン・ウィーク中、ハワイにもたくさんの日本の方が遊びに来られていました。私のスタジオでも初めてのハワイアンキルトをスタートされた方がたくさんいらっしゃいました。ハワイの私のスタジオで本物のハワイアンキルトを見て、感じて、作られるというのも素敵だと思いませんか?ちょうどこの時期、毎年恒例のハワイ・キルト・ギルド主催のキルト展がホノルル美術館リネコナ館で開催されていました。今日はその様子をご紹介いたしますね。
キルト展の様子。いろいろな種類のキルトを見ていただけますね。 |
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ハワイ・キルト・ギルドというのはキルトの伝統や歴史を研究し、加入メンバーはキルトに関しての知識をメンバーとともに勉強していくという集まりです。毎月ミーティングがあり、その中では自分のキルトの紹介をしたり、話をしたりととても活動的です。私も随分前に参加したことがありますが、皆さんの熱意にすごくびっくりした覚えがあります。キルト展があるときは、メンバーのキルトなどを展示したりもします。キルトというのは、ハワイアンキルトのみではなく、アメリカンパッチワークキルト、シャドーキルト、ステンドグラス・キルトなどいろいろなキルトのことを指します。展示物は本当にいろいろな種類のキルトが見られるので、とても興味深いです。私も最初はパッチワークキルトをやっていたので、パッチワークの大変さもよくわかります。ミシンキルトも多く、ハワイでもキルト人口が多いことを痛感しました。今回のキルト展のテーマは「Quilted Treasures of Hawaii」。ハワイのキルトによって作られた宝物ってことですかね。その通りキルトは宝物です。
メアリー・シーザーさんの素敵なキルトもこんな風に見ることができます。These All quilts are made by Mary Haunani Cesa.r |
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会場にはたくさんのハワイ・キルト・ギルドのメンバーのキルトを展示してありました。私はやはり大好きなハワイアンキルトに目が行きました。今回はハワイでも日本でも有名なメアリー・シーザーさんがフィーチャーされ、彼女のキルトがたくさん飾られていました。伝統的なハワイアンキルトから、ミシンキルト、コンテンポラリーキルトと、彼女はキルトの幅と斬新なデザインにとても定評があります。今回は私の大好きな彼女の「ペレ」が飾られてなかったですが、素敵なキルトを直に見られてとても幸せな気分でした。数年前にインタビューをさせていただいた時に、パイナップルの素敵なキルトもペレのキルトも直に見せていただいた時は、本当に感動しました。本物のハワイアンキルトをこのように間近で体験できるのも、ハワイに住んでいるからですね。このキルト展はしかも無料です。そして私はドローイングというくじを買ったので、クッションが当るかな?なんて期待をしていたのですが、残念ながら当りませんでした。どうしてもシャドーキルトのクッションとクレイジーキルトのクッションが欲しかったのですが。くじを買ったお金が何かの役に立てばと願っています。
このキルト展のもう一つ素晴らしいことは、会場に用意されてある布の手袋をすると、キルトを触ることができるということです。もちろんボランティアの係の人に説明していただきながらの作業ですが、私たちキルターがとても興味のある、キルトの裏などをじっくり見ることができます!手に付いている酸や汚れがキルトをだめにしてしまいますので、手で触らないことがとても大切なことなのです。でもやはり触ってしまいますよねえ。それを見越してのサービスは心遣いを感じます。
展示物の中に布でできた「はがき」がたくさんありました。これは実際にアメリカでは「はがき」として送ることができるそうです。キルトで作られた「はがき」をいただけるとどれだけ嬉しいでしょう!小さなキルトなので、簡単に完成できますね!私も一度挑戦してみたいと思っています。日本では送ることができるのでしょうか?
展示されているキルトの中には、売られているものもありました。クリスマス用のポインセチアやクリスマスツリーのキルトも素敵でした。ロイヤルハワイアンホテルとその景色のキルトもフレームまで布で作ってあり大作でした。1年に1回、こんな形で作品の展示ができれば、キルターも嬉しいですよね。私もいつか作品展などできればと思っています。その際には皆さんにもお手伝いをお願いしたいと思っています。それまでの間、素敵なキルトの制作に打ち込んで下さいね!よろしくお願いします。
By アン
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