皆様、お元気ですか?
今年もゴールデンウィークが終わってしまいましたね。皆様はなにか素敵な経験をされましたか? 最近、ハワイ島のキラウエア火山の活動が激しく、「ヴォグ」という火山灰が空気の中に入り、オアフ島まで飛んで来ています。ハワイアンの考えで行くと、キラウエアの火の女神「ペレ」様のお怒りなのかと思ってしまうほどです。こういう日に外に出ていると、呼吸障害が起こるので、喘息を持っている人や、気管支の弱い人は、外に出ないように気をつけて下さいね。ハワイらしく、貿易風が返ってくると、一気にヴォグは流れ、晴れやかな空が一面に広がります。今日は久しぶりにホノルルの街をぶらぶら歩いてみました。
前にもお話したと思いますが、ハワイは常夏というイメージがありますが、きちんと季節があるのです。私たちが感じる温度差よりも、植物はもっと敏感に季節を感じているようです。植樹されているハイビスカスなどは季節感がありませんが、プルメリアでも時期により、咲いている花と咲いてない花があるのです。6月から9月くらいまでは、ハワイも夏の時期になりますので、多くの色とりどりの花が咲きます。6月くらいからはシャワーツリーが咲き始め、夏の到来を告げます。アフリカン・チューリップは長い期間咲いていますが、ちょうど今の時期は奇麗に花を付けています。通常朱色のような花が多いのですが、ダウンタウンのフォスター植物園の横には、山吹色のアフリカン・チューリップが咲いていました。通常とても高い木の上に咲いている花で、なかなか写真が撮れないのですが、この木は少し低い位置にあり、写真が良く撮れ、観察できました。やはりぶらぶら歩いてみるものですね。
フォスター植物園より車で少し北の方へ登って行くと、エマのサマーパレスがあります。昔、エマ女王の避暑地として作られたパレスなのですが、ここの庭はいろいろな植物を楽しむ事ができます。シェルジンジャーは貝のような形をしているジンジャーなので、このような名前が付いたようです。スパイダーリリーは名前の通りですね。ハワイ島の花レフア、マウイ島の花ロケラニローズ他、庭はハワイアンキルトに使われる植物がたくさん楽しめます。
ラニカイビーチはオアフ島の東に位置している、私の本の表紙になった素敵なビーチです。白砂のビーチはエメラルド色の海にぴったりマッチしています。ラニカイビーチのまわりをゆっくりと散歩していると、薄い紫色や白のクラウンフラワーに出会います。リリゥオカラニ女王が大好きだったというこの花は控えめで、清楚です。海岸には海ナウパカもたくさん咲いていました。プルメリアは濃いピンクや赤、黄色など色とりどりに咲いています。
今はブーゲンビリアがたくさん色を付けています。赤紫、赤、白、緑白など、見事な色合いです。ですが、その色の部分は花ではなく「がく」の部分になります。知らない方が多いかもしれませんが、ブーゲンビリアの花は小さな小さな白い花です。私は家からお教室まで徒歩で通っていますが、歩いている間にも毎日ブーゲンビリアの花を見る事ができます。ハワイの花である黄色のハイビスカス、プルメリアなどを見ながら歩けるので、毎日がデッサンのようです。やはりハワイに住んでいるという特権ですよね。新しいデザインを描きたくなって来ました。
By アン
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