皆様、お元気ですか?
今年もお盆の季節が終わり、夏休みもあと少しとなりましたね!
ハワイの夏は、日中日向はかなり暑いですが、日陰はトレードウインドが流れると、非常に涼しいのです。鮮やかな花もあちらこちらに咲いています。ハワイの夏は日本の夏より、涼しいようです。今年の夏休みは、何か思い出になる事されましたか? 私の家では、9月より大学生になるうちの娘と同い年の姪っ子、そして幼稚園からのお友達2人と4人のガールズがしばらく一緒にハワイで暮らしました。これは大変な賑わいでしたが、今では大学が始まるので、みんな本土に行ってしまい、ちょっと寂しくなってしまいました。そんなガールズがハワイアンキルトに挑戦した様子を、ご紹介しましょう。
初めはビーチやプール、ショッピングと忙しかったガールズも1週間経つうちに飽きて来たのでしょうか。日焼けをし、ロコガールズのようになって来ました。うちの娘以外はみんなハワイが初めてだったので、さぞかし楽しかったことでしょう。ある時いきなり、私のワイキキのショップへ4人が現れました。そしてハワイアンキルトをしたいとリクエストして来ました。18歳のガールズがキルトをしたいなんて、私もびっくりです。でもとても嬉しいものですね。うちの娘は夏休みには必ずショップを手伝ってくれるので、生地、糸、キルト芯などの場所をすべて知っています。「モチーフを何にする?」なんて、みんなに聞きながら、ガールズのわいわいキルトが始まりました。
まずはデザインを決め、チャコペンでトレースし、生地のカッティングです。私が忙しくしていても教えていなくても、覚えているものですね。大人と違い、ガールズのスピリットは100%自由。好きな色をそれぞれ選び、ポーチを作り始めました。最初はアップリケ(生地を折りながら、まつり縫いをしていく事)を始めましたが、なかなか難しいようでした。ショップが終わってから、ネイリストの方に来ていただいて、ガールズはネイルも同時進行でやっていただきました。その間、うちの娘はキルトもやらず、人に指導しているだけでした。ですが、従姉妹がネイルをやっている途中、アップリケを手伝ってあげていると、「やっぱり自分も!」と、クッションを作る事に決めてしまいました。さっそくパターンも色も決めて制作開始です。
うちの娘は35cm角のマンタのクッションをボーイフレンドのお誕生日祝いのプレゼントにすると言い、すぐに生地のカッティングからしつけまでやってしまいました。家に持ち帰り、アップリケを1夜で終え、次の日にはキルト芯を付け、キルティングに励みました。途中で挫折すると思っていたのですが、2日目の夜中にキルティングが終了したそうです。私は疲れて寝てしまっていましたが、朝起きてびっくりしました。キルティングもフープとシンブル(指ぬき)を使い、上手にキルティングしているではありませんか? やはり母が家で手作りをしてるってことは、子供に良い影響を与えているのでしょうか? 正式に教えているわけではないですが、私が指導している姿を見てか、なかなか様になっていました。こうしてマンタのクッションは、彼の名前を刺繍し、完成したのでした。
うちの娘のキルティング姿。これが意外と様になっています |
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完成したマンタのハワイアンキルトのクッション・サ―シャ作 |
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他の3人もアップリケで諦めてしまうかと思っていたのですが、お友達の1人がもくもくと続けていたら、あとの2人もそれに見習って、がんばってアップリケを終了。そしてキルティングもがんばりました。その後は、バイヤス、ファスナー付け、千鳥縫い、閉じ縫い、まちの付け方もすべて教えただけで、みんな見事にポーチを完成させました。素晴らしい!!おめでとう! 4人のガールズは確実に大人になっている姿を見て、私も痛感しました。幼稚園の時からずっと見て来ているので、感慨深い瞬間でした。今頃はそれぞれがバラバラの大学に進み、大人の第一歩を踏み出しているはずです。今年のハワイが一生の素敵な思い出になることを願っています。これからの人生もがんばって!
By アン
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