「ハワイ、花とキルトの散歩道」
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皆様、お元気ですか?
今年の夏は残暑があったり、急に温度が上がったり、大雨だったりと厳しい終わり方のようですね。ハワイはだんだんと日が短くなり、少しづつ涼しくなっているように思えます。今年もあと数ヶ月で終わってしまう時期に来てしまいましたね。大人になってからは、1年が早すぎるスピードで過ぎ去ってしまうようです。
さて、待ちに待った私の第2弾本の出版です。2004年の初夏に「のんびりちくちくハワイアンキルト」を出版してから、すでに4年経ってしまいました。今回は私のキルトの紹介よりも、キルトのモチーフになっている植物にフォーカスして書いてみました。今日はその本のご紹介をさせていただきます。
ハワイアンキルトが好きで趣味として始めてから随分長くなります。最初は先生のパターンや本のパターンでキルトを作っていたのですが、ある時から、自分のデザインを描くようになりました。ハワイアンキルトの伝統的なモチーフはハワイの植物です。ですから、オアフ島の植物園を散歩するようになりました。私は写真を撮ってからデッサンするのですが、あちらこちらを歩き回るようになりました。またハイキングでも野生の植物、ハワイ固有の植物などを探せるようになりました。そうすると、もっと奥深く植物やキルト、そしてハワイの歴史などを勉強したくなりました。ハワイアンキルトを作られている人の中でも、モチーフとなっている本物の植物を見てみたいと思われるはずです。そんな事を1冊の本にまとめてみたいと思いました。
キルターであれば、必ずと言っていいほど、パンノキ(ウル)でキルトを作成します。パンノキはその実の大きさから「Good Luck」という意味もあり、縁起がよいのです。パンノキはワイキキなどでは見る事ができませんが、植物園に行ったりすると簡単に見る事ができます。今までキルトのモチーフや、図鑑の中でしか見た事のない植物を、直接自分の目で見ると、感動しますね。私の本では、オアフ島の5つの植物園をメインに、ワイメアバレー、マノアの森、パンチボウル、エマのサマーパレスなどをご紹介しています。私が植物から受けたインスピレーションでどんなハワイアンキルトに変身したかも見ていただけると思います。
ハワイに住んでいるという好条件を活かして、植物を通して、ハワイアンキルトを見直してみるというのもいいかもしれませんね。
エマのサマーパレスを背景に、私のデザインしたエマのサマーパレスのキルトを撮影(細野さわさん作) |
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私のスノープルメリアの撮影をして下さっているフォトグラファーの山路さん |
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植物園やハイキングコースではない、私が散歩する場所も紹介しています。散歩していると、季節によっては、マンゴーの実がたわわになっています。南国の代名詞であるパパイヤ、グアバなども至る所で発見できます。プルメリア、ハイビスカス、ナウパカ、ティリーフ、モンステラなどなど、ハワイアンキルトのモチーフになる植物は、歩くとすぐに見つけられる所にあるのです。ハワイに来られても、「植物園に行くぞー!」と思われなくても、ワイキキビーチでも十分に、散策でき、ハワイだけで楽しめる植物もたくさんあります。できれば、ビーチの木陰などでゆっくりキルティングをする時間など、ハワイ旅行に取り入れていただければ嬉しいのですが。。ゆったりと自然を楽しむことを是非次回のハワイ旅行ではやってみて下さいね。
グアバのポットホルダーを本物のグアバの実と一緒に撮影 |
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たくさんの植物を紹介していますが、もちろん私の本職のハワイアンキルトもたくさんご紹介しています。作り上げるのは大変ですが、本が出来上がってくると本当にたくさんの方々にご協力していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ダイアモンド社の田中さん、薮谷さん、垣内さん、お力添えをいただいたオアフ観光局のとしさん(ミツエさんも)、編集の池元さん、フォトグラファーの山路さん、コーディネーターの本間さん、すみこさん、取材協力して下さったショップの皆さん、そしてアン工房のスタッフ、ベッドカバーとベビーキルトを撮影用に貸して下さった細野さわさん、そしてたくさんインスピレーションをいただいた近藤純夫さん、大勢の方々、本当にありがとうございました。この場をお借りして、深くお礼申し上げます。
By アン
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