皆様、お元気ですか?
今年も11月に入り、あと1ヶ月少しで2008年も終わってしまいますね。これからアメリカはホリデーシーズン。サンクスギビングがあり、クリスマス、お正月とイベントが目白押しです。1年の中で、一番幸せを感じる季節ですね。1年の中で本当に忙しくせわしない時期ですが、1年の感謝を込め、お世話になった人達のことを考える時期でもあります。今からサンクスギビングのレシピを考えたり、クリスマスの飾りを考えたり。。。その上、新しいハワイアンキルトのデザインも考えているので、1日24時間では全く足りません!今日は私のハワイアンキルトのデザインのもとになっている、本物の植物とデザインを比べてご紹介しましょう!
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本物のブーゲンビリアと私の「ハワイ、花とキルトの散歩道にも載っている新しいデザインのブーゲンビリア
made by Sawako Igarashi |
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ハワイアンキルトのデザインはハワイで生息する植物というのが、伝統的なデザインになっています。今ではコンテンポラリーなデザインの海の生物やフラの楽器などもありますが、やはりハワイアンキルトは植物のデザインが主流ですね。私もオリジナルのデザインを描いていますが、本物の植物にできるだけ忠実にデッサンするように心がけています。私はラインの太いデザインが好きなので、細かくなりすぎないように注意して、デザインを描いていきます。まず、植物の写真をいろいろな角度から写真撮りをします。お天気の良い日に、なるべく自然光で花の色や、花びら、花びらの細かいデザインをカメラに収めます。そして忘れてはいけないのが、全体の木、葉、茎なども一緒に撮る事です。ハワイアンキルトのデザインには花だけではなく、葉や茎も登場するからです。写真をプリントし、それをもとにキルトのデザインを描きます。
アフリカンチューリップは高い木に咲きます。花の写真をアップで撮るのは非常に難しいのですが、低い木を見つけたら、必ずシャッターを切っておきましょう。色は朱色が多いですが、私は山吹色のアフリカンチューリップをアップで撮る事ができました。そしてこんな感じにデザインが出来上がりました。
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アフリカンチューリップの花とアフリカンチューリップのデザイン |
極楽鳥花=バード・オブ・パラダイスはこんな感じにデザインが出来上がりました。写真を見ながらデッサンしていくのですが、全くコピーをしてしまうとおもしろくないので、少し自分の創造していく部分を入れ込んでイメージを膨らましながらデザインしていくと、自分なりの楽しいデザインが出来上がっていきますね。
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バード・オブ・パラダイスの花とバード・オブ・パラダイスのデザイン |
今まですでに作っているデザインの植物とデザインもこんな感じになります。写真とデザインを隣同士に見てみると、デザインが良くわかりますよね?ハワイアンキルトのデザインはそのままではなく、1/8の大きさでデザインをするので、広げた時にどのようなデザインになるかも考慮しながら、デッサンしていきます。慣れるまで、難しいかもしれません。慣れてくると、切り紙をしているような楽しさがありますので、広げてみてびっくり! ということも多々あります。そこがハワイアンキルトの面白いところでもあります。
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ノニとノニのハワイアンキルト |
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アボガドとハワイアンキルト |
ノニはタヒチから運ばれてきたと言われる万能薬になる植物です。アボガドも外来種ですが、大きな実は重く、畑のバターと言われるくらい栄養価が高い植物です。また、ヤシもポリネシアから運ばれてきたと言われていますが、1本の木にこれだけたわわに実がなります。ヤシも捨てる部分がなく、実も葉もすべて、食べ物、バッグなどに使われる万能植物です。
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ココヤシとココヤシのハワイアンキルト |
植物を観察し、写真を撮って、ハワイアンキルトのデザインを描く。これは思っているほど、大変な作業ではないと思います。ただ、簡単で機械的にデザインを描いてしまうと、広げてハワイアンキルトにした時につまらない、ただのデザインになってしまいます。植物は生きています。その生きている様子をどうにかして、平面のハワイアンキルトのデザインに作り上げていくかが大切なわけです。そこにはクリエイティブな部分が要求されますので、普段から、本物の植物を観察したり、触れたりする時間を大切にすることが必要になりますね。皆さんもいつかはご自分のデザインを作ってみて下さいね。
By アン
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