皆様、アローハ!お元気ですか?
日本では杉花粉が絶好調の季節ですね。先月東京に行った時、いきなり帰国日前日の気温は、23度まで上がり、花粉が舞っていました。私は杉花粉アレルギーなので、本当に辛い2日間でした。ハワイに戻って来ると、杉花粉がないので、本当にパラダイスのようです。ハワイが花粉フリーで、いかに住みやすい所かということを、実感し感謝しました。
さて、今日は春色、私の今最も気に入っているピンクで作った、サンプラーズキルトのご紹介をいたしましょう。ピンクは人を幸せにしてくれる、心が優しくなる色です。皆さんもこんな感じのピンクのハワイアンキルトはいかがでしょうか?
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真ん中には大きなブーゲンビリアのキルトを作りました。 |
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サンプラーズキルトとは、サンプルのようにいろいろなハワイアンキルトのパターンを作り、繋げて行くキルトの事を言います。このキルトパラダイス48回でもサンプラーズキルトのことを書かせていただきましたが、いろいろなテーマや色を決めて作ると統一感のある、素敵なサンプラーズキルトが完成します。毎年3月の第2日曜日はホノルルフェスティバルが、ホノルルで開催されます。今年はフェスティバル自体が15周年記念でとてもにぎやかになります。私は第4回目の出展ということで、必ず毎年新しいサンプラーズキルトをアン工房のスタッフと一緒に作り、飾ります。今年はお気に入りのピンクで、サンプラーズキルトを是非作ってみたかったので、こんな感じにしてみました。今までは同じ下地の色に、違う色のパターンをのせ、キルティングをしましたが、今年は薄いピンクと赤紫色のピンク(フューシャ)のみで作ってみました。もっと雰囲気がまとまり、桜色の素敵なキルトに完成しました。
真ん中には少し大きなブーゲンビリアのキルトを配置しました。ブーゲンビリアの赤紫の色、そして白い小さな花で、本物のブーゲンビリアに近づけてみました。星形をした小さいブーゲンビリアの花は、少し大変でしたが、出来上がるととても豪華になりました。ピンクのハワイアンキルトは、花をテーマにしているので、周りのパターンはすべて花にしました。
この為に新しいパターンも描き、難しい作品にもなりました。アン工房のスタッフには、短時間で難しいキルトを数枚ずつ作ってもらいました。お疲れ様でした!マイレの花と葉のデザインはプカ(穴)が多く、かなり大変だったようです。また、マイレは男性のレイやハクレイに使われる、とても神聖な植物です。また、プアケニケニは朝と夕方には色の違う花で、香りがかなり高い可愛い花です。
バード・オブ・パラダイス(極楽鳥花)はとても人気のあるパターンの一つです。オーキッドはハワイの代表的な花の一つですが、こちらも飾りキルト(中のライン)で、より本物に近い作品になっています。トーチジンジャーも飾りキルトラインで、より詳細に植物の様子を描く事ができました。
ピンクとフューシャを交互(下地とアップリケ地)にすることで、統一感のある、愛らしいキルトに仕上がったと思います。
アフリカン・チューリップも細かい部分が本当に大変でした。チューブローズは細かい花びらが特徴になっています。スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
このパターンの他に、ピンクのサンプラーズキルトの中には、今までのパターンのモイハナ、マグノリア、クラウンフラワー、カウナオア、ヒナヒナも入っています。少し小さいサイズで作っているので、難しくなってしまいました。
チューブローズとプアケニケニは本当に香りがすごいので、ハワイに来られた時には是非植物園などに行き、楽しんで下さいね!
このピンクのサンプラーズキルトはホノルルフェスティバルで展示させていただきますので、またその様子も皆様にはご報告いたします。
By アン |