ハロウィーンのキルト

　皆様、アローハ！お元気ですか？
　今年ももう10月。毎年ここから行事が多く、忙しい年末に向かって行きますね。私のキルト・パラダイスも皆様に読んでいただいて、すでに丸6年。これから7年目に突入です。ここ数年、1年がすぐに過ぎてしまうような気がしますが、これは年を重ねているからでしょうか？
10月31日はハロウィーン。一般的には子供達が仮装し、一件一件家を廻って「Treck or Treat? 」といい、お菓子をくれなくちゃ、悪さするぞー！というお祭りとなっています。今日はハロウィーンの手作りキルトをご紹介しましょう。

　ハロウィーンとはカトリック諸聖人の日（万聖節）の前夜に行われる伝統行事としてアメリカでは毎年10月31日にイベントがたくさんあります。特に子供達の楽しみは、仮装して学校に行けること。アメリカでは、大人も仮装し、1日仕事をしている人もいます。この日のために、1年間コスチュームを考える人もいるくらい、アメリカ人は仮装が大好きです。仮装の習慣は、もともとハロウィーンの夜に、町中に徘徊する霊を怖がらせようと、怖いコスチュームを着け、歩き回るということから始まったようですが、今では怖いコスチュームだけではなく、普段なってみたい人物のコスチュームを付けたりする人もいます。娘の衣装は小さい頃は作ったりしていましたが、あとはもっぱら既製品を買いました。メイクアップまで毒々しくできるのもこの日だけ！
私の初めてのアメリカでのハロウィーンは「ミッキー・マウス」となりました。10月31日はもう寒いのに、「Hayride」と言って、大きな農業用のトラックの後ろに、四角に固めた牧草の上に座って、街をドライブするというのに誘われました。言われたまま行きましたが、とにかく寒い、寒い思い出です。

娘の小さい頃のハロウィーンのコスチューム

　そしてもう一つの子供達の楽しみは、仮装したまま、家の廻りの近所を「Treck or Treat?」と言いながら、悪さをしないようにお菓子をちょうだい！とお菓子をもらい歩くことです。子供達はこのお菓子をもらうのが楽しくて仕方ないのです。大きな入れ物にたくさんのお菓子をもらいます。

　また、オレンジのかぼちゃをよく見ませんか？オレンジのカボチャをくり抜いたランタンは「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれ、彫刻刀のようなもので、目や口を大きくくり抜き、中にキャンドルを入れて家の前に置いたりします。怖い顔を作り、悪霊を怖がらせるために作り始めたとも言われています。これはハロウィーンのシンボルともなっていますね。アメリカではこの時期、この彫刻刀や、お菓子、お菓子の袋、容器など、店頭はオレンジと黒のハロウィーン・カラー一色になります。娘は大学生ですが、今でもこの時期、キャンディーなどのお菓子や可愛い袋などは、どうしても手に入れてしまいますね。ハロウィーン用のジップロック・バッグも人気があります。

ハロウィーン用デコレーションとお菓子いろいろ

　今年はハロウィーンのキルトを作る事にしました。数年前に真ん中の部分は作ってあったのですが、毎年ハロウィーンが終わってしまい、そのままの状態になっていました。先日ホノルルの手芸屋さんで可愛いハロウィーンの生地を見つけました。ジャック・オー・ランタンの柄、クモ、キャンディーなど色はオレンジと黒がメイン。そしてハワイアンキルトでは、悪霊の色とされている、タブーの黒の無地を、あえて今回はハロウィーンのパッチワークキルトにオレンジと一緒に使うことにしました。パッチワークは小さいピースをたくさんカットし、それを繋げて模様を作っていく、キルトの一つです。私は高校生の時より、このパッチワークをやっているので、ちょっと懐かしい作業になりました。どうです？なかなかハロウィーンの雰囲気が出てきましたよね？この時期に限り、ハロウィーン用の生地が販売されます。皆さんも生地を見たら、最低の大きさでいいので、購入しておくと、今からハロウィーン・キルトを始められますよ！

ハロウィーン用のたくさんの生地

　今年のハロウィーンは見ているだけではなく、自分から参加してみるハロウィーンにしてみませんか？ワイキキのカラカウア大通り沿いは、コスチュームを着た人たちで賑わいます。31日にワイキキにいらっしゃる方は、参加してみましょう！
Happy Halloween!

ｂｙアン