皆様、メレ・カリキマカ!
今年もクリスマスの季節がやって来ましたねー。
手作りクリスマス・グッズの大発表会ですね! 毎年1枚ずつクリスマス・グッズを増やして行くと、毎年12月が訪れてくるのがとっても楽しみになります! 手作りのものには、年号と自分のイニシャルなどを入れると、とても思い出深いものになります。1995年のクリスマスの頃は、キルティングのステッチがかなり大きいとか。。。アップリケがかなり雑とか。。(笑)。すべて素敵な思い出です。そんな思い出と一緒に今年のクリスマスもキルトで楽しく演出してみましょう!
今年はクリスマスツリー用にツリー・スカートをデザインしました。クリスマス定番の柊がモチーフになっています。アメリカのクリスマスツリーは大きいですから、その根元を隠すようにクリスマスツリー・スカートは必要になります。一枚完成しておくと、長い間使えますので、とても便利です。そしてこの柊と同じモチーフでタペストリーも作りました。クリスマス用なので、模様の中のキルティングラインは金糸を使います。キルティングには、よく切れる金糸はあまり適さないのですが、やはり見た目が綺麗なので、がんばって金糸を使うようにしましょう。そしてベリーは赤系の色を使ってみると、クリスマスの感じが一層引き立ちますね。伝統的なハワイアンキルトは2色の無地の生地を使うのですが、クリスマスはやはり楽しく、カラフルにしたいものですね。
その前の年は、これもクリスマス定番、ポインセチアのタペストリーをデザインしました。こちらはポインセチアの中心部が黄色なので、その分黄色の生地を入れました。そして赤と緑とでクリスマスらしさを出しています。飾りキルトは金糸を使っているので、本当にキルティングが大変ですが、豪華な仕上がりになっています。クリスマスツリーの形をしたキルトもオーナメントを付け、タペストリーにしています。このツリーをベースにして、ビーズで飾り付けを付けたり、スパンコールを付けたり、星やリボンを付けたりと応用し、毎年少しづつ違ったものを飾るのも楽しいですね。お子さんとオーナメントを増やしていくのも思い出になります。クリスマスには必ずキラキラを入れることをおすすめします。
|
|
ポインセチアのタペストリーとクリスマスツリーのタペストリー |
|
そして今年、もう一つハワイアンキルトとはひと味違う作品を作ってみました。ハワイではとても歴史のある、クレイジーキルトという手法を使い、クリスマス用のストッキングを作ってみました。イオラニ宮殿にも展示してある、リリウオカラニ女王が作った「クィーンズ・キルト」というクレイジーキルトがとても有名です。英国から伝わったと思っていましたが、アメリカ本土より、伝わったとも言われています。名前の通りクレイジーに生地を切り、生地と生地の縫い合わせに刺繍を施すというキルトをクレイジーキルトと呼んでいます。通常のクレイジーキルトはベルベット、シルクないろいろな種類の生地や色を使いますが、私はいつものハワイアンキルトのように、コットン100%の無地やプリント生地を使います。キルティングもアップリケもなく、とても簡単で、とても早く出来上がることがとても素晴らしいポイントです。刺繍も数種類のステッチをしますが、刺繍が嫌いな人はちょっとブルーになってしまうかもしれませんね(笑)。たまには刺繍も楽しいので、是非トライしていただきたいと思います。もちろん金や銀などの糸を使いましょう!
クレイジーキルトのクリスマス・ストッキングの大と小 |
|
日本のクリスマスは年々早くなっているようですが、ハワイは11月の終わりにサンクスギビングがありますので、11月の終わりからが本格的なクリスマス・シーズンになります。12月に入ったら、キルトの作品を家中に飾り、クリスマスの音楽を流し、楽しい楽しいクリスマスにしてしまいましょう! 家族に手作りのハワイアンキルトのクッションやタペストリーをプレゼントも素敵ですね。まだまたクリスマスまで間に合います。がんばって作ってみてください!
2009年もキルト・パラダイスを読んでいただき、ありがとうございました。2010年も皆様にとりまして、実りの多い、素敵な1年になりますよう、お祈りいたします。2010年もどうぞよろしくお願いいたします。
Mele Kalikimaka!
by アン |