皆様、アローハ!
残暑お見舞い申し上げます。記録的な暑さの中、皆様はいかがお過ごしですか?ハワイは暑いですが、風があり、とても過ごしやすい夏となっています。
日本のハワイである、スパリゾートハワイアンズのフラ・ミュージアムで、先月14日より、来年1月16日まで、私のオリジナルデザインでのハワイアンキルト展が始まりました。今日はそのオープニングの様子をご紹介しましょう。
6ヶ月もの長い間、スパリゾートハワイアンズにお越しの方には、本物の伝統的なハワイアンキルトを見ていただきたく、私の大切なキルトを飾らせていただいています。小物では表現できない、シンメトリーの大きいサイズのハワイアンキルトを、展示しています。まずは年に1度、夏に咲く大きな花の月下美人のベッドカバーです。花は大きく、ある夜、一斉に花が咲くことでとても有名な月下美人は、出会えるととても嬉しくなります。
マノアの森で出会える植物をモチーフにした、ベッドカバーとピンクの花のサンプラーズキルトです。マノアの森で出会える植物は、モンステラ、プルメリア、ホワイトジンジャー、レッドジンジャーです。9月には香りの高いホワイトジンジャーを思い浮かべることができます。ピンクの花のサンプラーズキルトは中心にブーゲンビリア、周りにはマイレリーフ&フラワー、クラウンフラワー、オーキッド、モキハナ、トーチジンジャー、バード・オブ・パラダイス、プアケニケニ、チューブローズ、カウナオア、マグノリア、アフリカン・チューリップ、ヒナヒナのキルトを付けています。色も伝統的な無地の2色を使っているので、ハワイの文化である、ハワイアンキルトを楽しんでいただけると思います。
8島の花と色、ハワイ王朝の王冠とハワイ州の旗をデザインしたサンプラーズキルト |
|
8島の花と色をモチーフにし、中心にはハワイ王朝のクラウン、一番上には、ハワイ州の旗をデザインしたサンプラーズキルトは、このキルト展のハイライトとなっています。私がハワイアンキルトに関わることができるのも、ハワイの文化を尊重し、勉強させていただいているからだと思っています。日々、歴史や文化の勉強に励み、伝統的なハワイアンキルトに忠実に、モットーにデザインをし、色を研究していることを、このキルトを通じて、表現できればと思っています。
プルメリアはハワイを代表する花です。このキルトは伝統的な2色の無地の生地を使うことよりも、ややコンテンポラリーに配色してみました。花をピンク、葉を緑、そして雪のように表現したレイは白を使っています。この大きさのキルトはベビーキルト(ハワイ語ではケイキ・キルト)と呼ばれ、ベビー用に作ります。ですが、ベビーのみではなく、壁かけ、大人のベッドカバーなど、幅広く使うことができます。
ティリーフはハワイでは魔除けの葉、また万能薬として、長い間使われています。ハワイアンのカフナ(祈祷師)に、ショップや家の中にはティリーフのキルトを作って飾るように言われ、完成させたキルトです。ショップに飾ってある、私にとっては宝物のキルトです。手前はエマ女王の避暑地であった「エマのサマーパレス」の庭で出会える植物がモチーフとなっています。レフア、シェルジンジャー、エマのスパイダーリリー、ロケラニローズをデザインしています。
この庭は私の大好きな散歩コースにもなっています。
|
ブルーのマノアの森のベッドカバーとピンクの花のサンプラーズキルト |
|
|
ティリーフの壁掛けとエマのサマーパレスのベビーキルト |
|
当サイトでもご存知の近藤先生がキルト搬入日とオープニングに駆けつけてくださいました。お忙しいところありがとうございました。久しぶりにお会いできてとても楽しかったです。記念に私の親子3代と近藤先生の写真をご紹介したいと思います。
オープニングにも生徒さんに来ていただきまして、ありがとうございました。
これから5ヶ月展示は続きますので、皆様も是非キルト展を見に来てくださいね!
10月末には私のキルトイベントも企画しています。
スパリゾートハワイアンズのサイトはこちらから
特別展示 アン(藤原小百合)のハワイアンキルト展
フラ・ミュージアム(スパリゾートハワイアンズ内)
〒972-8555 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50番地
電話: (0246)43-3191(大代表)
URL: http://www.hawaiians.co.jp
開館時間: 10:00〜18:00
by アン |