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皆様、アローハ！
残暑お見舞い申し上げます。という言葉がまだまだ通用するでしょうか。今年は猛暑ではなく、激暑という言葉も聞きました。体調は大丈夫でしょうか？ 私はこの記録的な暑さの日本へ再び行って参りました。神戸でのアロハフェスティバル2010で私のキルト展を開催させていただきました。2日間だけでしたが、素晴らしいキルト展となりました。今日はその様子をご紹介しましょう。
ふとしたご紹介から、今回の神戸アロハフェスティバルでのハワイアンキルト出展のお話があり、先月ご紹介したスパリゾートハワイアンズでのキルト展も同時開催なので、キルトの作品が足りるかどうか少し心配しましたが、長い間ハワイアンキルトを私のもとで習っている生徒さんたちとの作品展にしようと思い、何人かの方にお声をかけさせていただきました。2001年の世界同時多発テロのすぐ後から、私はハワイアンキルトのレッスンを始めました。その時から私のレッスンに通い続けていただいる方はすでに丸9年のハワイアンキルト歴。その方達や、その後からずっとハワイアンキルトを続けて来ていらっしゃるベテランキルターの方たちへの作品発表会ということで、皆さん快く出展をお受けして下さいました。
ベテランキルターさんたちやインストラクター・コースを受けていただいている生徒さんたちも、いろいろ悩んで作品を出展して下さいました。一応90cm角以上の大きさの作品のみということにさせていただきました。私のハワイアンキルトは伝統的なハワイアンキルトを推進し、小物やバッグではなく、大きくシンメトリーのパターンの上に、ハワイの植物や動物（これはコンテンポラリーですが）を描いている、無地2色の大胆なハワイアンキルトです。本物のハワイアンキルトを少しでも多くの日本の方々に見ていただきたいというのが私の希望です。デザインはすべて私のオリジナルのパターンを使っていただき、コットン100%のアメリカ製フィエスタコットンでの作品が並びました。キルターの皆さんの気持ちがたくさんこもったハワイアンキルトです。それは圧巻でした。一枚一枚のキルトの重さが伝わってきます。ここで作品とお名前をご紹介したいと思います。
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| アンのハワイアンキルト：実がいっぱいのサンプラーズ |
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| 吉野典子さんのワイキキビーチのベッドカバー（キルト展での投票で第１位に選ばれました |
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作品の種類は大きい作品はベッドカバー（2m角の大きさ）、ベビーキルト（横約1m、縦約1.4m）、ウォールハンギング（90cm角）、そしてサンプラーズキルトも数点展示させていただきました。サンプラーズキルトは全体のバランスがとても難しいのですが、素晴らしい色の組み合わせをされていました。出展していただいた皆さんの作品への想いも送っていただき、私たちで手作りのパネルを作らせていただきました。やはり短くても数ヶ月の歳月をかけて、完成される作品なわけですから、マナ（気持ち）がたくさん入ります。それぞれの気持ちを教えていただけるだけで、本当に宝物だと思いました。
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| 佐藤恵子さんのリリウオカラニ・クラウンフラワーのウォールハンギング |
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| タンダル真理さんのエンジェル・ウルのウォールハンギング |
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| 対馬浩子さんのリリウオカラニ・クラウンフラワーのウォールハンギング |
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作品に費やした歳月ですが、長い方では5年以上の方もいらっしゃいました。ほぼ終わっているのに、バイヤスの仕上げ部分をそのままにしておいたとか、なかなか気分が乗らずに他の物を完成させていたとか（笑）。このような作品展という形でプレッシャーかと思っていましたら、多くの方から反対に感謝の声を聞くことができました。本当に嬉しい限りです。何かきっかけがないと、なかなか完成できないことも確かです。皆さんにはそのきっかけがなかったわけですね。こういう発表の場というのも時には必要ってことかもしれませんね。私自分自身にも言えることですが。
| 細野さわさんの神戸への思いを込めたドルフィンのベビーキルト |
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| 藤原幹子さんのエンジェル・ウルのウォールハンギング |
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ハワイアンキルト展を見に来て下さったお客様は、キルトに穴が開いてしまうのではないか？ と思うくらい、じっと見つめていらっしゃる方も多くいらっしゃいました。普段我流で作られている方々が、本物のステッチやキルトを見ることのできる貴重な時間です。私のハワイアンキルトはすべて私のオリジナルモチーフです。著作権も取っていますので、写真を撮られても何も問題はありません。素敵な作品はたくさんの方々のカメラに収まったことでしょう。そのくらい皆さんの作品は素晴らしい物でした。
そしてハワイアンキルトについてのたくさんのご質問もありました。優秀なスタッフが皆さんにご説明させていただきました。たくさんの方々の目に触れられて本当に幸せなハワイアンキルト展になりました。パッチワークは定着していますが、ハワイアンキルトはなかなかまだ知らない方も多いように思いました。あまりにステッチが綺麗なので、ミシンで？？という質問もたくさんありましたよー！ 神戸に来られなかった方々、そうやって皆さんのキルトは褒められていました！
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| 左は山木佳子さんのサンプラーズキルト、右は会田久子さんのサンプラーズキルト |
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そして、2日間初心者の方へのフレームのレッスンとミニキルトビーを開催させていただきました。皆さん遠くより来て下さり、本当に嬉しいです。北は北海道から南は九州宮崎の方までと幅広く、見に来て下さいました。
そして最後にはハワイアンキルトのデモンストレーションもさせていただきました。多くの方々がアップリケのやり方、フープを付け、シンブルを使ったキルティングのやり方に興味がおありのようでした。本物のハワイアンキルトのデモンストレーションもなかなか見ることができなですね。今後もこういう機会をたくさん増やし、多くの方々に見ていただきたいと痛感しました。
生徒さんやスタッフのたくさんのサポートのおかげにより、この神戸のキルト展が大成功しました。この場を借りて、お礼を申し上げます。そしてまた次回このような素敵なキルト展ができることを祈っています。本当に幸せを感じた短い熱い2日間でした。
ｂｙ アン |
