皆様アローハ!
今年のゴールデンウィークはいかがでしたか?
ホノルルでは毎年恒例のハワイキルトギルト主宰のキルト展が開催されました。今年のテーマは「 The Pieceful Art of Quilting 」。ハワイキルトギルドのメンバーがテーマを決め、それに沿った手作りのキルトを展示します。今日はその様子をご紹介いたしましょう。
2011年ハワイキルトギルト主宰キルト展が開かれたホノルル美術館別館 |
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ハワイキルトギルドが主宰するキルト展は1年に一度、ホノルル美術館の別館で開催されます。入場料は無料です。キルトが抽選で当たる! という抽選券は寄付すると権利を得られます。毎年寄付しますが、なかなか当たりませんね。今年はこの大きなキルトがその抽選の当たりキルトになります。キルト展の入り口ではギルドへの入会やギルドについての詳細を教えてくれます。
今年のキルト展のテーマは「The pieceful art of quilt」。これはピースワークと平和をかけて(piece と peace) テーマにしたと思いますが、今回は大きなピースをカットして作るハワイアンキルトよりも、パッチワークキルトがテーマとなったようです。
私としては、ハワイアンキルトがあまり見られずにちょっと残念でした。が、手の込んだ素敵なキルトもたくさんありました。ホヌのキルトも数点ありました。キルティングはミシンキルトなのですが、その中でもプリント生地を使った、ハワイアンキルトも2枚ほどありました。目を引いたのは、オーガンジーを上に付けたシャドーキルトです。そして今回の私の一番好きなキルトは、「Pineapple Wholecloth」という、93歳の方が作ったホワイトキルトでした。ホワイトの生地にホワイトのデザインなので、なかなか良く見ないとデザインは見えないですが、かなり細かいところまでキルトされた、素晴らしい作品でした。
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Pineapple Wholecloth by Meta Giesselmann 私が一番素敵だと思ったホワイトキルト |
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ハワイキルトギルドのメンバー16名が参加した、2011チャレンジキルトというのが会場の外側に展示してありました。これにはいくつかのルールが決められています。今年のチャレンジキルトには、ファットクォーターを3枚のうち、2枚を必ずメインに使うということや、2枚のファットクォーターを50%づつ使うというのがルールでした。
ファットクォーターって何何?? ですよね?
ここで説明しておきますが、パッチワークをやられている人は聞いた事がある言葉かもしれません。小さい生地をいくつもカットし、それを繋ぎ合わせて、いろいろな形にして行くのが、パッチワーク、すなわちピースワークと呼ばれます。このピースワークを作るのに大きな生地をカットしたりするわけで、その小さい1枚づつのピースに、プリントの模様を上手に出して表現するのが特に難しい。これがピースワークの醍醐味なのですが、生地を集めるのに大変苦労します。
生地のカットの仕方ですが、縦1ヤードの生地(約90cm)の幅1/4(英語ではクォーターという)の長さ、すなわち長さ22.5cm x で、幅が約110cmの生地の横に長細い生地よりも、縦1ヤード(90cm) x 横110cm幅の生地を広げて、1/4にした縦45cm、横55cmの生地を使った方が、生地の有効利用ができる(プリント生地の良い場所を使える)という、パッチワークならではの生地のカットの仕方と言うわけです。その大きさの生地を使って、チャレンジキルトは競い合います。素晴らしいアイディアのキルトは見ていてとても楽しいですね。
そして2階にもたくさんのパッチワークキルトが展示されていました。ポップなものや、カラフルなもの、猫のデザインなど、人それぞれの個性がにじみ出ているキルトです。 布から作り出される世界は無限ですね。
毎年作品を作られる方は大変だと思いますが、これからも毎年がんばって、私たちの目を楽しませて下さい!
アン
「The Pieceful Art of Quilting」 presented by Hawaii Quilt Guild
The Art Center at Linekona
May 6〜15, 2011
Hawaii Quilt Guild
PO Box 30423
Honolulu HI 96820
> http://hawaiiquiltguild.org/
アンのハワイアンキルト・ネットショップからのお知らせ
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