皆様アローハ!
今年もすでに10月の半ばとなりました。暑かった夏を通り過ぎて、キルトの秋になりました。これから春までは、キルトの季節です。今、作成中の大きなキルトから小さなキルトまで、どんどん仕上げて行きましょう。私もたくさんの大きなキルトを抱えています。今日はキルトを作りながら、私のキルトモチーフをもう一度見て行きましょう。 |
私が描いたオリジナルパターンの中で、1種類の植物だけではなく、数種類の植物を描いたデザインがあります。最初の写真はワイキキビーチで見られる植物をテーマに描いた「ワイキキビーチ」というデザインです。こちらにはワイキキビーチでは絶対に欠かせない海(波)を周りに描いています。中心部分は、ヤシの木、プルメリア、ハイビスカス、ナウパカを描いています。ワイキキビーチにて、観察できる植物を描いています。普段何も考えないでビーチに行くという習慣を少し変えて、植物を楽しむビーチにしてみましょう。 |
エマのサマーパレスのベビーキルトはヌウアヌにあるエマのサマーパレスの庭で見る事ができる植物を4種類使っています。エマのスパイダーリリーは紫色なのですが、写真は白いスパイダーリリーです。レフア、ロケラニローズ、そしてシェルジンジャーを描いています。植物の写真とキルトを比べてみると、よくわかっていただけると思います。ヌウアヌは少しホノルルより山の方角になるので、昔は夏の避暑地となっていたのでしょう。エマ女王のゆかりの地でもあり、ハワイアンキルトも数点飾られています。ホノルルに来られる際には、一度是非行ってみたいものです。
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シェルジンジャー
(写真提供:http://zookeepersjournal.com) |
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月下美人ですが、ずっと日本語で月下美人と思っていました植物が、実は、ピタヤという植物だったということに今年の夏気づきました。ピタヤといわゆる月下美人はとても似ている植物なのですが、微妙に違っています。私の月下美人のベッドカバーは、夏の夜に一夜のみ大きく咲く、月下美人の花(実はピタヤ)をデザインしています。大きな花をどのように表現するかは、キルト作家の想像ですが、辺り一面の花を見ると、このようなデザインになりました。
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ホノルルの夏の夜に一晩だけ大きく咲く月下美人(ピタヤ)の花 |
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キルトハワイ2011でグランプリを受賞しましたマノアの森のキルトにも4種類の植物を取り入れています。雨の多い場所なので、緑はより濃く目に映りますね。プカがある葉が特徴のモンステラ、私のモンステラはプカをハートにしています。香りがすごいホワイトジンジャー、そしてプルメリア。周りにはレッドジンジャーが飛んでいます。このキルトを作ったことで、たくさんの方々がマノアの森に足を運んでいただいています。これからまた雨期になりますので、緑がより濃くなります。
ハワイの夏の花と言えば、シャワーツリーですね。カラカウア大通りの両脇に咲き乱れます。5月から9月くらいに咲いていますが、今年はいつもより長く咲いていたようです。花びらが小さいので、なかなかデザインを描くことができませんでしたが、ようやく去年出来上がりました。キングストリート、カピオラニ公園にもたくさんあります。色もレインボー、ゴールデン、イエロー、ピンクなどたくさんありますので、皆さんも来年は是非ご覧になって下さいね。
ハワイに住んでいるということは、ハワイアンキルトのモチーフになる植物にすぐに出会えるという特典があります。また、常夏の島ですが、時期により咲く花が違うという季節感も少しはあります。ハワイの植物はもともとハワイに生息していた固有種と、外から入ってきた外来種と大きく2つに分かれていますが、いろいろ植物について勉強していると、奥の深さに驚きます。これからは、ハワイらしい植物というよりも、ハワイにしか生息していない固有種の植物のデザインなどをしてみたいと思っています。
アン
【お知らせ】
アンのハワイアンキルト、東京レッスンを11月3日から12日まで開催します。
詳しくはアンのハワイアンキルト・ホームページでご覧下さい!
> http://anne-hawaiianquilt.com/tabid/1233/Default.aspx
アンのハワイアンキルト・ネットショップからのお知らせ
東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた方へお見舞いの気持ちを込めて、元気が出るハワイのハイビスカスの模様に載せて応援メッセージを送ってみませんか? 1枚につき300円を被災地への義援金として日本赤十字に寄付致します。
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