ハワイで茶葉が栽培されているのをご存知ですか? 今日はハワイ島にあるティーファームの一つをご紹介しましょう。
ハワイ島はハワイ諸島でも一番大きい島です。4,000m級の火山があり、今でもキラウエア火山は活発に活動しています。そのキラウエア火山から3マイル(約4.8km)の場所にあるハワイ産の茶葉を栽培しているティー・ハワイを訪れてみました。
ハワイ産のお茶の栽培
私が訪れたティー・ハワイはエヴァ・リーさんとチュウ・リオンさんのご夫婦がお二人でやられている農園です。今年で栽培を始めてから12年ということですが、たくさんの苦労があったようです。
茶葉はきちんと整枝をしないと新しい良い茶葉が出てきません。茶の木を育てるには大変な苦労があるようです。茶葉の新芽でお茶を作るので、前作業が大切ということです。
ハワイではあるのですが、太陽の下ではなく、熱帯雨林の陽の中での作業は別世界にいるようでした。
自分たちで摘んでプロセスを教えてもらい、出来上がったお茶の味は格別です。
このティー・ハワイの特徴的な葉の一つですが、日陰で育った茶葉というもあり、こちらもユニークな茶葉として人気があるそうです。一般の方でもティー・ハワイでは茶摘み体験や、お茶のテイスティングなどもできます。
ハワイの気候、キラウエアの標高などを上手に利用し、ハワイで茶葉が育てられ、収穫されていることを知らなかった方が多いと思います。大量生産している茶畑ではないので、市場に出回ることは少ないですが、ハワイ島のファーマーズマーケットやインターネットなどで試していただくことは可能だと思います。茶の木がもともとハワイ固有の植物ということではありませんが、ハワイで育てられたお茶があるということを多くの人に知っていただきたいと思います。
いままでアンさんがこのコーナーで紹介してくれた歴史的なハワイアンキルトが残る場所や、キルトのモチーフになる植物に出会える植物園も紹介されているので、キルターだけでなく、ハワイの歴史や文化に興味のある方にもぜひ目を通していただければと思います。