ハワイ島は5つの火山から成り立っている島だということをご存知でしたか? 中でも一番高い4,207mのマウナケア山、2つ目に若く、まだ活動中の4,169mのマウナロア山、3つ目に若く休火山の2,521mのフアラライ山、ハワイ島では一番古い1,670mのコハラ山、そして最も活動的で毎日溶岩を噴出し続ける1,247mのキラウエア山です。この活発な活動を続けるキラウエア火山とボルケーノ地区についてお話しましょう。
キラウエア・クリエーションズの入り口と店内の様子
チェーン・オブ・クレーターを海の方へ降りて行くと、2003年の溶岩流により、道路が閉鎖されています。以前は車が近くで停められ、溶岩の上をすぐに歩けたのですが、今は駐車場が1キロくらい手前に移動し、溶岩までに15分くらい歩きます。溶岩は相変わらず黒々し、当時の看板も埋まっている状態でした。実は、キラウエア火山はあと一カ所で活動をしています。キラウエア火山の南東にあるプウ・オオ・クレーターです。こちらは毎日活動し、ゆっくりですが、溶岩が流れ、プナ地区のパホアという街に迫っています。この街を通る130号線に溶岩が達し、ふさいでしまうと街の人たちが閉じ込められ、街から出られなくなってしまいます。そこで、国立公園内のチェーン・オブ・クレーターの溶岩を取り除き、今は16kmに及び閉鎖されているプナ地区に続く道を、再オープンさせる計画があるといいます。ハワイ島では毎日プナ地区の溶岩のニュースを流しています。
いままでアンさんがこのコーナーで紹介してくれた歴史的なハワイアンキルトが残る場所や、キルトのモチーフになる植物に出会える植物園も紹介されているので、キルターだけでなく、ハワイの歴史や文化に興味のある方にもぜひ目を通していただければと思います。