1年にわたって『食』をテーマにみなさまにお伝えしてきましたが、今回は食材を購入する“スーパーマーケット”についてご紹介したいと思います。旅行先で地元のスーパーを覗くのって楽しいと思いませんか？　ローカルの人たちの生活を垣間見て親近感が沸くというか、主婦感覚で価格を比較してみたり、どうやって調理するのかを想像してみたりetc…　

Food Pantry Waikiki

　ハワイのスーパーは店が大きく何時間いても飽きないテーマパークのような気がします。野菜や果物の販売方法は量り売り（1ポンド＝450g）で必要な量又は数をビニール袋に入れてレジに持って行きます。パック詰めのものは大きさにビックリ！　牛乳やジュースの1パックは2クォート(2QT )約1.89リットル入り、バター、パンetc..すべてが大きいのです。

　ワイキキにあるスーパーは『Food Pantry』です。ワイキキのほぼ真中、クヒオ通りとワリナ通りの角にあって朝早くから夜遅くまで毎日営業をしています。生鮮食料品、日用雑貨、お酒、お土産に至るまで観光客が買い求めやすい大きさの品揃えが特徴です。日本のシュークリーム屋さんも入っていて、週変わりでチョコレートや抹茶の味も楽しめます。ワイキキの西側、アラモアナ・ブルーバードとアラワイ大通りの間になるイートンスクエア店もあります。

Foodland Ala Moana

　観光客にとって便利だと思うのがアラモアナ・ショッピングセンター山側1階（シアーズ方向）にある『Foodland』です。客層は地元の人と観光客が半々くらいで、Deli（お惣菜）も充実しています。買い物を済ませたらThe Busやワイキキ・トローリーを利用してホテルやコンドミニアムに戻れるのがお勧めの理由です。

Don Quijote Kaheka Store

　和食からアジア全般をカバーしているのは『Daiei』です。豆腐、味噌、お漬物はもちろん、調味料から薄切り肉、お刺身の盛り合わせ、キンピラなど数種類のお惣菜があるのが嬉しいです。店の外側にはフードコートも充実していて中華、ラーメン、ベトナムなどの料理が味わえます。正式には今年の2月から経営会社が日本の安売りで有名な『ドンキホーテ』に変わっています。レジペーパーは『Don Quijote』になっていますが看板はまだ『Daiei』となっています。いつの日かお店の呼称が変わるかもしれません？！

Palama Supermarket

　私の個人的お勧めは韓国食材専門の『Palama Supermarket』です。店内に入った瞬間に独特の香りにびっくりするかもしれませんが、キムチの量り売りから骨つきカルビ等など韓国通には涙が出るくらい感動的なお店です。店内のフードコートにはプルコギやカルビのプレートランチやビビンバがあります。

　ワイキキからのバスは2番、13番が便利で、カラカウア大通りを西に向かってカピオラニ通りを過ぎて一つ目の信号の角にあるピンク色の建物がパラマスーパーマーケット、通りを挟んで奥にある建物がダイエーです。

Down to Earth Honolulu Store

　オーガニック派にお勧めはサウスキング通りにある『Down to Earth』です。お店厳選のオーガニックの食料品、野菜、ビタミン剤、アロマオイルが狭い店内にいっぱい並んでいます。玄米やシリアルも量り売りなので少量を買うこともできます。デリではオーガニック野菜で作ったベジタリアンの料理が並んでいます。ワイキキからのバスは4番でユニバーシティー通りとサウスキング通りの角で下車するか、2番または13番を利用してサウスキング通りで1番に乗り換えてください。サウスキング通りとベレタニア通りを挟んだ大きな鳥居が目印です。

　他に『Starmarket』はオーガニック製品やチーズなどクオリティーの良い食材を揃えているように感じます。カハラモールにもあるので機会があれば覗いてみてください。他に、会員制の『Times』と『Safeway』がありますが、ワイキキからは車でないと行かれないので観光客の目につくことは少ないと思います。

　スーパーでの会計の仕方ですが、品物は自分でシッピングカートから出してベルトコンベアの上に置き備え付けのスティックで区切ります。自分の番になるとレジ係りが『Hi! Anything else ?』“他に必要なものはありますか”と笑顔で声をかけてくれるので『That's all』”これで全部です”と返事をしてみてください。袋詰はお店の人がしてくれます。『EXPRESS LINE 10 Items or Less』の表示のレジは10個以内の品物を購入する専用レジなので、買うものの数を確認してから並びましょう。