夏休みになったので、日本からたくさんの観光客がハワイに来ています。カラカウア大通りを楽しそうに歩きながらリゾートを満喫している様子を眺めていると、住んでいる私たちも気持ちが明るくなります。ファーマーズ・マーケットではとうもろこしや枝豆、人の顔くらい大きなマンゴーなど夏の野菜や果物が豊富に並んでいます。色鮮やかな花も太陽の光を浴びてとても綺麗で、ハワイは夏真っ盛りです。
私の学校も夏休みに入ったので、毎日をゆっくりと過ごす事が多くなりました。普段の買い物もいつもより時間をかけてウィンドーショッピングを楽しむようにしています。先日、スーパーの肉売り場で “Stew”と表示してパッケージされた牛肉を見つけました。シチュー用のお肉です。日本のスーパーでよくみかける“カレー用”と同じ意味なのかなと思いました。
シチューはハワイの家庭料理でよく作るメニューのようです。第一回目の『ハワイの食卓』で紹介したポーチュギースビーンスープの時も書きましたが、大きなお鍋にいっぱい作って、小分けにして冷凍していつでも食べられるようストックしておくそうです。 日本の台所に比べるとハワイのキッチンはとても広いので、一般家庭の冷蔵庫も業務用サイズみたいな大きいものばかり、たくさん冷凍保存できるのも納得です。
ハワイのレストランやプレートランチのメニューでもビーフシチューはとてもポピュラーなメニューです。6月にホノルルで開催された『Taste of Honolulu』に出店したレストランにもビーフシチューがあって、ボールにシチューとご飯を一緒に盛って、カレーライスのようにして食べました。そこで、今回はハワイアン・ビーフ・シチューを紹介したいと思います。
Hawaiian Beef Stew “ハワイアン・ビーフ・シチュー” の作り方
サラダ油 又は オリーブオイル 大さじ2、 塩 少々、コショウ 少々、醤油 小さじ 1、 砂糖 小さじ 1
ご飯を一緒に盛り付けてカレーライスのようにいただくのがハワイスタイル! 普通のビーフシチューと違うのはデミグラスソースを使わず、トマトのあっさりした味に小麦粉のとろみと、隠し味の醤油と砂糖で誰もが好きな味になります。ズッキーニやナス、マッシュルームを入れてもいいですし、色々な野菜がいっぺんに食べられるのが健康の秘訣。また、しっかりご飯を食べる事がハワイの暑い太陽の下でも元気に過ごすためのコツです。そのためにも欠かせないメニューなのかもしれません。