ハワイの伝統料理といえば“ラウラウ”(肉や魚をタロの葉とティーリーフでくるんで蒸した料理)、“ポイ”(タロ芋をすりつぶし発酵させたもの)、“ロミロミ・サーモン”(塩シャケ、トマト、玉葱を和えたもの)、“カルア・ピッグ”(ティーリーフで蒸した豚肉を細かくしたもの)、“ピピカウラ”(ハワイのビーフジャーキー)、“ポキ”(マグロや蛸を塩や醤油であえたもの)、“ハウピア”(ココナッツミルクで作ったデザート)があります。これらはガイドブックなどで紹介されていますから目にする機会も多いですよね。
ハワイアン料理の中で日本人に一番好まれるのが『ポキ』だと思います。以前メルマガでも近藤先生がポキ特集をされていましたし、マーケットやプレートランチで必ず見かける料理です。ポキの材料はハワイ近海で捕れた新鮮なマグロやタコを刺身感覚で食べられるのが日本人にとって人気なのでしょう。
ハワイのスーパーではポキに必要な調味料が一つになっている“POKE MIX”が売られていてハワイ産の塩(精製されていないミネラル豊富な塩)、ハワイ産のチリ・ペッパー(唐辛子)にオゴというハワイの海藻が入っていて、食材を混ぜるだけで簡単にポキを作ることが出来ます。またハワイには古くから日本の食文化が根付いているので伝統的な食材も豊富です。今回は日本の食材の豆腐を使って簡単なポキを紹介したいと思います。
材料: |
木綿豆腐 1丁(ハワイサイズ 450g)
ネギ 15g
生姜 15g
ポキミックス(ハワイ産) |
調味料: |
ゴマ油 小さじ 1
醤油 少々 |
※ポキミックスを代用する場合:
塩 小さじ1、唐辛子 小さじ1/2、海藻 5g
※日本で作る場合は、半分の材料・調味料を目安にしてください |
作り方 |
1. |
オゴ(海藻)を水につけて戻す |
2. |
豆腐を二つに切って耐熱ガラスにのせ電子レンジで2分加熱 |
3. |
1の豆腐から出た水を捨てて、粗熱が取れたら食べやすい大きさに切る |
4. |
ネギをみじん切りにする、生姜は皮をむいて摩りおろす |
5. |
オゴの水を切って、細かく切る |
6. |
ボールに水を切った豆腐と全ての材料・調味料を入れて混ぜ合わせる |
ポイントは豆腐の水きりをしっかりすること。オゴは赤紫色でワカメよりは堅くコリコリした食感があります。乾燥した海藻サラダを使ってみてもいいかもしれませんね。あっさりとした味つけでゴマ油の香りが食欲をそそる前菜(ププ)になる一品です。