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シー・ライフ・パークのゲートとマナナ島 |
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青と黄色に統一された館内施設 |
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アシカと一緒に遊ぶプログラム |
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イルカの生態を学び、交流するプログラム |
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オアフ島で多くの人を集めるテーマパークやアトラクションのベスト5は、「ポリネシア・カルチャー・センター」、「アトランティス・サブマリン」、「ホノルル動物園」、「ワイキキ水族館」、それに「シー・ライフ・パーク」です。ちなみに6位以下は、「ビショップ博物館」、「オーデュボン植物園」、「ホノルル美術館(the Honolulu Academy of Arts)」と続きます。(*1)
このなかで動物好きの人たちにもっとも興味深い施設はシー・ライフ・パークでしょう。ここの魅力はなんと言っても動物たちとの触れ合いです。イルカやアオウミガメ、アシカ、ペンギン、さらにはアカエイなど、実に多くの動物たちとのアトラクションを楽しめます。シー・ライフ・パークではこれを交流(インター・アクティブ)と呼んでいます。日本でもおなじみの触れ合い動物園と少し異なる点は、科学的な見地から、人と動物の交流を研究していることでしょう。限られた数の動物が、不特定多数の人間によって毎日のように触れられるわけですから当然ストレスは増します。しかしここでは、研究者と飼育者が二人三脚で、人と接する動物のローテーションを決めます。その範囲内で接することのできる人間の数を割り出しますから、動物のコンディションによってこの数も変動します。
*1 2004年ハワイ大学調べ
◆アトラクション
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ドルフィン・ロイヤルスイム |
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保護区にいるペンギンたち |
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3つあるイルカ交流プログラムのなかで、入門編と言えるのは「ドルフィン・エンカウンター」です。一頭のイルカとの触れ合いを通じて生態を学ぶのですが、全45分のうち、3分の1がオリエンテーリングになっています。その後にプールに入り、間近からイルカを観察したり触れたりして、体の構造や修正を学びます。
ステップアップ・プログラムは「ドルフィン・スイム・アドベンチャー」です。このプログラムもオリエンテーリングから始まります。その後、イルカにつかまって泳いだり、イルカに後ろから押してもらって泳ぐといったことを体験します。
「ロイヤル・ドルフィン・スイム」はイルカと一致協力して行なうスポーツ・プログラムです。オリエンテーリングのあと、2頭のイルカにつかまって泳いだり、交互に鼻先で押してもらったりします。圧巻は水上スキーのように、水面を進むことでしょう。
これらはいずれも強烈な体験となって記憶に残ることでしょう。シー・ライフ・パークのよいところは、その体験を楽しさだけに押しとどめないことです。プログラムを通じてイルカとはなにか、環境を守るというのはどういうことなのかを、ごく自然に学べる点にあります。
ペンギンもイルカに劣らず、詳しい研究と飼育、調教が行われており、オリエンテーリングと交流を楽しめます。
シー・ライフ・パークは研究と娯楽だけの施設ではありません。ここでは傷を負った海鳥の世話や、イルカやサメなどに関するハワイ大学との共同研究、あるいは絶滅危惧種であるハワイモンクアザラシの保護と繁殖など、地道な取り組みも数多く行われています。
施設ととくに関連があるわけではありませんが、海辺に設置された夕方のルアウショーも、海が好きな人にはお勧めです。
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スタッフによるドルフィン・ショー |
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ハワイ・モンク・アザラシ |
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◆施設の歴史
シー・ライフ・パークのオープンは半世紀近く前の1964年。当時はイルカの調教と飼育に関する研究施設でした。その後、オーナーの交替などもあり、施設は徐々にアトラクション施設へと変わっていきました。2005年、シー・ライフ・パークは、メキシコに本拠を置くドルフィン・ディスカバリー社の傘下に入り、今日に見られる参加型テーマパークに生まれ変わったのです。
施設の維持には膨大な海水を必要とします。シー・ライフ・パークには、サメやエイ、ウミガメを含め、サンゴ礁に生息する生き物が2000種以上いますが、そのために1000トン以上の海水を毎日入れ換えています。
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飛ぶことのできない海鳥の保護施設 |
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海を眺める敷地に設けられたルアウ会場 |
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主なショー・スケジュール |
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ハワイ・オーシャン・シアター・ショー |
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アシカ・プールでの餌づけ |
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アオウミガメへの餌づけと触れ合い |
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アシカ・ショー |
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ドルフィン・コーブ・ショー |
◆アプローチ
オアフ島をホノルルから東へ進み、マカプウ岬を回りこんでワイマナロに入ると、すぐにシー・ライフ・パークの入口が現れます。青地に黄色い縁取りの標識が目印です。敷地からはマナナ(ラビット)島とカオヒカイプ島が見えますが、景観のすばらしさは、オアフ島でも一、二を競うでしょう。
開園時間:9:30 〜 17:00(年中無休)
入園料 :大人(13歳以上) 29ドル、子供(4〜12歳)19ドル
*税込価格、保護者同伴の4歳未満は無料
◆問い合わせ先
電話: (808) 259-7933
ウエブサイト: https://www.hawaiisealifepark.jp/ (日本語)
トップページの画像はドルフィン・ショーのワン・シーンです。
次回はサンゴ礁のサカナ(3)と題して、ハギやチョウチョウウオの仲間を紹介する予定です。 |