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                          |   
                                
                                  |  | シマハギ |  |  
                          |   
                              
                                |  | キイロハギ |  |  
                          |   
                              
                                |  | オオフエヤッコダイ |  |  
                          |   
                              
                                |  | カスミチョウチョウウオ |  |  
                          |   
                              
                                |  | カゴカキダイ |  |  
                          |   
                              
                                |  | トゲチョウチョウオ |  |  
                          |   
                              
                                |  | ナメモンガラ |  |  
                          |   
                              
                                |  | ナンヨウハギ |  |  
                          |   
                              
                                |  | メイキュウサザナミハギ |  |  
                          |   
                              
                                |  | テングハギ |  |   ハワイは亜熱帯の島で、海流を通じて小笠原にもつながっています。そのせいか、サンゴ礁には小笠原諸島をはじめ、本州や九州でも見られるサカナが意外に多いことに驚かされます。今回は、さまざまな形でハワイの人たちに関わりのあるサカナの第3弾をお伝えします。 シマハギ学名: Acanthurus triostegus
 ハワイ名: Manini
 英名: Convict Tang
 サンゴ礁のサカナのなかには、古くから食用としてハワイの食卓を飾ったものがあります。その代表とも言えるのはシマハギでしょう。保存するサカナはみなそうですが、塩漬けの干物にして食べられました。シマハギは群れで行動し、キイロハギとともに、もっともよく観察できるサカナのひとつです。
 キイロハギ学名: Zebrasoma flavescens
 ハワイ名: Lau‘īpala
 英名: Yellow Tang
 キイロハギもシュノーケリングではおなじみのサカナです。いつも岸辺に小さな群れを作っていますし、目の覚めるような黄色の体色は遠目にすぐにわかります。ハワイではほとんどのサンゴ礁で見ることができますが、とくにコナの海岸に多く見られます。
 オオフエヤッコダイ学名: Forcipiger longirostris
 ハワイ名: Lauwiliwili nukunuku‘oi‘oi
 英名: (Rare) Longnose Butterflyfish
 サカナのハワイ名のなかで長い名前として知られているものにフムフムヌクヌク・アフプア・ア(モンガラカワハギ)がありますが、実は、ラヴィリヴィリ・ヌクヌク・オイ・オイが最長の名前を持っています。前者が「ブタのように鳴くサカナ」という名前なのに対し、こちらは「長い鼻を持つ気まぐれなサカナ」という意味があります。同じ名前を持つものにフエヤッコダイがあります。体色や体長はほぼ同じですが、口吻(口の先)がオオフエヤッコダイよりも短いのが特徴です。
 カスミチョウチョウウオ学名: Hemitaurichthys polylepis
 ハワイ名: なし
 英名: Pyramid Butterflyfish, Helmet butterflyfish
 リーフから外れた少し深いところで群れをつくって生活しています。ハワイ島のカイルア・コナからホナウナウにかけてよく見られます。日本でも沖縄などでよく見かけるサカナで、和名は、海の中が霞むほど大きな群れをつくることに由来します。ハワイ島のホナウナウに多く見られます。
 カゴカキダイ学名: Microcanthus strigatus
 ハワイ名: なし
 英名: Stripey
 サンゴ礁の比較的暗い場所に生息するサカナで、浅瀬の、シュノーケリング・スポットで見つけるのは難しいかもしれません。カウアイ島のワイルアやオアフ島のカネオヘに大きな群れがいます。日本でもよく見られるサカナのひとつです。
 トゲチョウチョウウオ学名: Chaetodon auriga
 ハワイ名: なし
 英名: Threadfin Butterflyfish
 サンゴ礁に生息するサカナの多くはプランクトンを食べて暮らしますが、トゲチョウチョウウオはイソギンチャクや小魚を食べます。背びれが長く後ろに伸びているのが特徴です。
 ナメモンガラ学名: Xanthichthys mento
 ハワイ名: なし
 英名: Crosshatch Triggerfish
 編み目模様がとても美しい体色のサカナです。オスは黄色が濃く、メスはくすんだ緑色をしています。熱帯魚そのものというイメージですが、分布は亜熱帯地域までで、熱帯にはいません。
 ナンヨウハギ学名: Paracanthurus hepatus
 ハワイ名: なし
 英名: Palette surgeonfish, Blue tang
 体長25cmほどのサカナで、サンゴ礁周辺で群れをつくっています。夜はサンゴの中に入り込んで眠ります。
 メイキュウサザナミハギ学名: Ctenochaetus hawaiiensis
 ハワイ名: なし
 英名: Black Surgeonfish
 幼魚は紺とオレンジ色のツートンですが、成長すると、黒と深い緑の美しい縞模様になります。ハワイ島では比較的よく見られます。オアフ島のハナウマ湾でもたまに見られます。
 テングハギ学名: Naso unicornis
 ハワイ名: Kala
 英名: Bluespine unicornfish
 インド洋から太平洋の広い地域に生息するサカナです。浅瀬に生息するので、シュノーケリングの対象にも適しています。かつてハワイ人はこのサカナの皮を剥いでパフという太鼓に貼りました。ハワイ名には「トゲ」または「角(つの)」という意味があります。近い仲間にツマリテングハギ(Kala lōlō )がいますが、こちらは警戒心が強く、近くで観察できません。
 トップページのサカナはディズニー映画ですっかりおなじみとなったカクレクマノミです。ハワイには生息しませんが、各島の水族館などで観察できます。次回はカウアイ島のピヘア・トレイルについてお話しします。 |