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食用ショウガ |
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ショウガ科には日本では食用ショウガをはじめ、ウコン(ターメリック)やミョウガなどが知られていますが、世界では、熱帯アジアとアフリカを中心に500種近くがあります。ショウガ科という科は比較的近年にできたもので、かつてはバナナやヘリコニアなどがあるバショウ科に属していました。葉が長く、丈の高いものもあったためです。しかし、葉脈の付き方が異なるだけでなく、草丈や花の形などに大きな違いがあります。
ショウガ科の植物はいずれも根の部分にコブのようなもの(根茎)を作ります。よく観察すると、食べるショウガに似ていることに気づくでしょう。実際に根茎を切って内側の臭いを嗅ぐと、食用ショウガのような香りがします。根茎に強い香りのあるものは花や葉にも香りがあります。なかでも花は魅力的な甘い芳香を漂わせるため、ショウガ科の植物はハワイでも人気が高い植物のひとつです。
今回は、ホワイトジンジャー(アヴァプヒ・ケオ・ケオ)、イエロージンジャー(アヴァプヒ・メレメレ)、カヒリジンジャー(アヴァプヒ・カヒリ)、ターメリック(オーレナ)を紹介します。これら4つのジンジャーはハワイでもよく知られていて、フラワーアレンジメントや、甘い蜜が子どもたちのおやつになったりと、人気の高いジンジャーです。
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