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ランタナに覆われた広場 |
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行程の3分の1ほど進むと開けた場所に出ます。とても気持ちのよい空間で、かつては在来の植物がありましたが、現在は多くの木がランタナに覆われているのが少し残念です。しかし、ランタナ以上に問題のある植物もあります。有害植物のなかでも取り分け大きな問題を起こすストロベリーグァバが、近縁のイエローストローベリーグァバとともに、トレイル上でそこかしこに見られます。果実は甘くおいしいので食べても良いですが、なかの種子は吐き出さずに飲みこむか、ゴミ袋を用意してそのなかに捨てましょう。種子はきわめて発芽力が強く、またたく間に捨てた場所で生長を始めます。
コアの巨木が倒れているところからアップダウンを繰り返すと、やがて前方が少しずつ開けてきます。ハワイ固有のイリアヒ(ビャクダン)の林を抜けると赤土が露出しはじめ、彼方に海とニイハウ島が見えてきます。行程の半分(2km)ほどの地点です。
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海の向こうにニイハウ島を望む |
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ここから先は次第に崖の尾根を歩くようになります。「ナパリ(Na Pali)」とは崖のこと。踏み跡に沿って歩けば問題ありませんが、雨や霧に覆われるとスリップをして思わぬ事故となることもありますので気をつけて進みましょう。 |