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ハワイでアート!

文と写真:クマ

緑の前庭がきれいなハワイ州立美術館
アロハ!カワラ版スタッフのクマです。今回のスタッフルームは4月にわたしが訪れた、ハワイ州立美術館(ハワイ・ステイト・ミュージアム)をご紹介します。

 昨年、11月にオープンしたこの新しい美術館、以前からとっても、気になっていたのですが、今回やっと行くことができました。 ハワイ州立美術館は、ダウンタウンの官庁街にあり、近くにはイオラニ宮殿やハワイ最後の女王、リリウオカラニ女王が暮らした、ワシントン・プレイスがあります。 ワイキキからは、市バスやワイキキ・トロリー(レッド・ライン)で気軽に行くことができます。


イオラニ宮殿前に立つ、リリウオカニ女王像
 お目当ての州立美術館は、まずその建物がとても魅力的。アメリカの歴史的文化財としても登録されているこの建物はNo.1 Capitol District Building(行政地区1号ビル)と少々難しい名前がついていますが、もともとは今から130年ほど前の1872年カメハメハ5世の時代にロイヤルファミリーの友人や海外からのゲスト用のホテルとして建築されました。 正面左手の小さな入り口から入ると、まず前庭に手入れの行き届いた芝が広がっています。 建物の左右には大きく張り出した2つの丸いバルコニーがあり、建物の白さと共にかわいらしい印象を与えています。


リリウオカニが手にしているには彼女が作ったアロハ・オエの楽譜
 美術館の入り口になっている、2階バルコニーから館内に入ると、まずアウトリガー(双胴船)のオブジェが迎えてくれます。 館内は外の喧騒が嘘のように静寂な空間が広がっていて、展示されている作品は1960年以降のものが中心で、ハワイで活躍するアーティストによる、絵画、写真、彫像、オブジェ、キルトは難解なものはひとつもなく、ハワイを題材にした作品が多いせいか、アロハな雰囲気にあふれています。現在、美術館として使用されているのは建物の2階部分だけですが、2004年には現在工事中の1階部分にカフェやギフト・ショップがオープンする予定だそうですから、楽しみです。


ホノルル美術館
 せっかく早起きをして来た、ダウンタウン。この後チャイナ・タウンで買い食いを楽しもうかなぁと、思ったのですが、今回はアートつながりでホノルル美術館(ホノルル・アカデミー・オブ・アーツ)まで行くことにしました。 途中、イオラニ宮殿、リリウオカニ女王の銅像、を通って東へ歩くこと約15分で白い壁に屋根瓦のホノルル美術館に到着します。

 私が美術館を訪れた日は、いつになく訪れる人も多く賑わっていて、ハワイのガーデニング愛好家団体、「The Garden Club of Honolulu」による「Academy in Bloom」(アカデミー・イン・ブルーム)というイベントが開催されていました。日本語にそのまま直すと、「アカデミーは花でいっぱい!」とでもいうのでしょうか、フラワーアレンジメントやコンテナ・ガーデンなどいろいろな部門毎に出品された美術館の中庭や廊下、室内に作品が並び、入賞作品にはそれぞれ、1等賞から3等賞までの賞がついています。 それぞれのコーナーには出展者と思われる、係員のおばさまたちがお揃いのグリーンのエプロン姿で立ち、見学者からの質問などに誇らしげに答えている姿がとても、微笑ましく 暖かい感じがしました。


ホノルル美術館で開かれてた、フラワーショー
 ホノルル美術館まで来た、もうひとつのお目当ては美術館中庭に面した、パビリオン・カフェのランチです。 お昼だけの営業ですが、ここで出されるランチは何を頂いてもおいしく、質・量・お値段そして接客サービスいずれも文句なしのすてきなカフェです。 午後からは、水・金・土曜日の1時から始まる日本語の館内無料ツアーに参加して、 ヨーロッパ、エジプト、アジア、日本と地域ごとに分かれたギャラリーを巡り、今日はアートでお腹一杯の一日でした。


ビギナーズ・ラックという部門で1等賞の 「HULA GIRL」という名前のハイビスカス
 日本では、あまり美術館に行かない方にも、今回私が訪れた二軒の美術館は、堅苦しい雰囲気もなく、せひお勧めしたいなぁ。ちなみに入場料はホノルル州立美術館は無料、ホノルル美術館は7ドルです。ぜひ!。

 次回はまだ行っていない、マキキ・ハイツにある、コンテンポラリー・ミュージアムに行ってみようかぁ。ここにも、デザートの美味しいすてきなオープン・カフェが、いえ、現代アートの数々があるそうなので。(笑)

(掲載日:2003年6月5日)

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